つぶやき

さき姫
 
罪(ぷよぷよフィーバー2よりクルアミ←シグ)※死ネタ注意
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




僕は罪を犯しました。



僕は二人の幸せを奪いました。





事のきっかけは半年前の事。アミティとクルークが付き合っていると知りアミティを好きだった僕は頭が狂うほどになっていた。そんな時に幸せそうに二人で歩く姿を見た。

(認めない)

(認めない 認めない)

(アミティの隣にいるのは僕だ)

(アミティの隣にいるのは僕なんだ)

(アミティの隣にいるのは僕だ)

(アミティの隣にいるのは僕なんだ)

(認めない 認めない 認めない 認めない)

(認めない)

クルークへの憎しみの気持ちが最高にまで高まったその瞬間、僕は魔物に蝕まれた左手で

二人を切り裂いた───

二人を切り裂いた瞬間、僕は正気に戻り一番に僕に切り裂かれ死んでしまった二人の姿を見た。

「ごめん……、ごめんね……っ」

ただひたすらに謝り続けた。謝って許されるぐらいの罪ではないと分かっていた。だけど……だけど謝らずにはいられなかった。

その後二人を土に埋めて二人が天国で幸せになれるように祈った。

それから半年がたった今、僕はミル海岸にいる。僕の大好きな青い海に僕が犯した罪への罰を与えてもらうために……

「僕は罪を犯しました。二人の幸せを奪いました。だから……、僕にこの罪への罰をお与え下さい」

そう言った後大津波が僕に向かってくる。これが僕が犯した罪への罰だ。

僕は何もせずそのまま立ちつくしていた。そして───

大津波は僕を砕くように襲いかかる。

大津波はシグの体を砕いた後、嘘のように消えさった。

シグの大好きな海の大津波。大津波はシグが犯した罪への罰───



END