つぶやき

あさつき
 
字下げと鉤カッコの話。
正式な文書を書くときは、段落の最初を一文字下げるというのはみんな知っていつつ、webで小説とか文章を書くときは、好みで下げたり下げなかったりしてると思いますが。
読み手としては、気にしないほうが楽しく読めるので、その人の中で統一されてれば、基本的に気にしないんですけど。
この人はそっち派か。と思うくらいで。

そんな中でひとつ気になったのが、鉤カッコ(セリフ)の扱いですね。
鉤カッコを、下げるか下げないか。
下げてるのを見かけまして。
初めて見た(もしくは認識した)ので、少し気になって。
最初は、自分が正しいつもりで、あ、間違ってる。とか、思ってしまったんですけど。

自分のほうが正しいと言い切れる根拠も、別に無かったわ。
と、はっと気付きまして。
ぐぐったんですよ。そしたら。

出版社によって、扱いはまちまちなようでした。
なぜ扱いがまちまちなのかについて細かく分析した、元新聞社勤務で、作文指導をされてる方(当時)の個人サイトの記事があったのですが。

新聞記事は、一律一文字下げで、鉤カッコがあろうが無かろうが、とにかく下げるようです。

他の書籍は、見易さを考えて、鉤カッコは下げない場合が多いようです。
下げてる出版社も、半角一文字下げしてる出版社もありますが。
半角の件は、昔の活版印刷の名残だとか、やっぱり見易さの問題だとか、説もあるようです。

見易さ絡みで、鉤カッコ内を全部行頭一文字下げしてる出版社もあるようですが、web小説でそれは無理だし。
そんな都合のいいインデント機能も無ければ、一行の文字数が確定してるわけでも無いので。

自分のやり方は、ルールの統一という観点でいけば、なんでそうなる!っていう突っ込み所があるのですが。
鉤カッコは下げないけど、鉤カッコ内で改行したときは下げるっていう。
正しさを追求するなら、そもそも鉤カッコ内で改行すること自体、どうなん?っていうのとか。

どっちも自分なりに見易さを考えた結果なので、視点としては、あながち間違ってるとも言えない。
と確認できたので、どきどきしたり安心したりした、という話でした。

そもそもの字下げルールの根拠も探したんですが、法律とか公的な指針のようなものは無いみたいですね。
法律はともかく、指針くらいはあるかと思ったんですが。
定めるには、ぶれすぎて反発が大きそうですね。
やけに自信ありげに、根拠は示さずこれが絶対正しいんだ!みたいな記事も結構ありました。
気が合わなそうだと思いました。