つぶやき

鳩麦
 
ちょっとした衝動(Vivid小話)
─警告:このつぶやきは、TVアニメ、Vivid Strike第八話まで、および、漫画、魔法少女リリカルなのはVividの多大なネタバレを含みます。それらを望まない、見たくない方は、閲覧を推奨いたしません─









珍しく、つぶやき欄に顔を出します。
いやまぁ、何かおしらせがとか、そういうわけではないのです。ただなんといいますか、僭越ながら書かせていただいている治作、「魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―」で、やや不遇というか、頑張れな妹様をしていただいています、ヴィヴィオのVivid Strikeにおける活躍ぶりが嬉しすぎまして、ちょっと思いのたけを思いっきりぶつけて、この先この二次を書く未来の自分にたいして、今の想いを残してみようかなと。

とりあえず、今思いっきり叫びたい。



よく頑張ったヴィヴィオ!!!



いやぁ、正直組み合わせを聞いた時「やばいなぁ、勝てないかなぁ」とどこかで不安を持っていた自分がいました。自分の周囲の人たちからしてそうだったのですが、彼らは一様にこういいました。「先ずミウラとヴィヴィオが敗北、そこからフーカが戦ってリンネに勝ち、フーカとアインハルトが戦って締めだろう」と。話の流れとして、それなら綺麗に成立しますし、実際ミウラは奮戦したものの惜しくもリンネに敗退してしまいました。

ですが、ですがですね、あえて言います。僕はチームナカジマ(現ナカジマジム)のメンバーに負けてほしくなかった!それはそうです、どんなにリンネが味わった悲壮な過去を知っていても、自分の中でリンネのやり方が様々な理由によって気に食わないという思いはどうしてもぬぐえませんでしたし、何よりも、ボクはいつもチビーズと呼んでいる四人+ミウラが大好きです。
自分はStsの二次を見てにファンになって、そこからなのはのいろいろなコンテンツを漁った人間です。けどその中心に有ったのは、安価で媒体が紙で、数が多く、一番手に入れやすいVividでした。だから、ずっと彼女達の成長を追ってきました。

ミウラの想いを知っています、コロナの意地を知っています、リオの涙を知っています、アインハルトの決意を知っています、なにより、ヴィヴィオの過去と約束と心を最初から一つ一つ知っています。
だからどうしても、リンネが「全員なぎ倒す」と言った時、それだけは断固拒否したい、という思いが強かった。ミウラが負けてしまった時は、その後ずっともやもやした気持ちを引きずったままでした。
自分はここまで贔屓目に彼女達のことを見ていたのかと、若干自分でも驚いたくらいです。

だから、周りが言う「多分ヴィヴィオは負けるだろう」という言葉を、どうしても認めたくなかった。彼女は、僕がVividという作品を気に入った理由その物だったからです。その予想が的を得ていると認めている一方で、ヴィヴィオなら、彼女ならやってくれると、どこかで確証のない希望を抱いていました。
その希望を、先週の彼女が大きく膨らませてくれました。
リンネからダウンを取った事ではなく、たった一言、それが、自分に「まだ勝てる」と思わせてくれたのです。何故なら彼女はあの七話で「今日は勝ちます」と言ったから。

それはVivid12巻で、彼女がアインハルトに言った言葉でした

あの時も、彼女は自分に圧倒的に優る才能を持った相手に真正面から立ち向かって、そして勝ちをもぎ取りました。
あの時の勝利は、ある意味であの子が勝つのは予定調和だったといえるでしょう。何故ならあのシーンは、「そうあるべき展開」だったからです。けどもし、あの言葉が本当の意味で「勝利への宣言」として扱われているというのなら、あの子はきっと今回も、「そうあるべき展開」を覆して勝利をもぎ取ってくれる、自分はそう受け取りました。だから、この一週間、自分はずっと迷ったままで、けれどヴィヴィオに勝ってほしいと思いながらあの作品を見ていました。
試合中、ずっとヴィヴィオに感情を移入しながら見ていました。何も知らないとはいえ、リンネがヴィヴィオに対する認識を胸中で叫んでいた時、ずっと(きっとファンの誰もが)リンネと同じように叫んでいました「その程度の認識でこの子を測るな」と。

結果、ヴィヴィオは負傷したものの、勝利しました。

この興奮を言葉で言い表すことが出来たなら、どれだけ素晴らしいだろうと思います。けれどあの瞬間の喜びを文章で最大限に現すことは、きっと今の自分には無理だろうという確信もあります。
それほど、驚くほど嬉しかった。あぁ、彼女は紛れもなく、不屈の心を受け継いだ少女なのだと思わせてくれました。この作品を追っていてよかったと、心から想った瞬間でもありました。
少なくとも、こんななんの生産性もない文章を小説書かずに書いてしまうくらいにはw

きっとこの先は、フーカとリンネの事について、視聴する側としてもじっくり考察する段階に入っていくことになると思います。ただ、今だけは、あの二人の事をどうでもいいと思いたい。ただただ、あの少女の勝利の余韻に浸りたいと思います。

本当に、よく頑張ってくれた。お前はやっぱり、凄い奴だよヴィヴィオ。















PS.これを書いてるうちに思いついたウチの二次のIFというか、将来こうなればいいなぁ的な短編がなぜか完成してしまいました。現状の二次からの多大な逸脱と、キャラ崩壊、あるいはネタバレになる「かもしれない」展開が混じりますが、もし御所望でしたら、メッセで知らせていただければその方にはもれなくお送りいたします。ではっ。