つぶやき

黒猫大ちゃん
 
キャラクターについて。
 他所のつぶやきに対する答えとして書いたので、コッチにも挙げて置きます。

 一応、私が作品の中でキャラクターを動かす際に心がけているのは三つぐらいですか。

 キャラクターに完全に成り切ってみる。
 これが出来なきゃ、そもそも書けませんから。

 キャラクターを演じて居る自分を残す。
 そのキャラクターを演じて居る自分を残す。客観視する、と言う事。完全に入り込んだが故に、見えなくなる物も有ります。
 まして男性である私が、完全に女性キャラに成り切るのは不可能。ならば、その中から客観視する自分を残して置いて、これで正しいのか、と常に問い掛け続ける。
 自分の作ったキャラ設定に合っているか。マヌケに成っていないか。作者としての私の都合の良いように動かしていないか。

 最後は読者の視点に立つ。
 全体の中のバランス、とも言えるかも知れないです。そのキャラと完全にシンクロして読んでくれる読者だけではないので、全体の物語の中で、そのキャラの行動が突出して妙な行動なら、其処に違和感が発生する可能性が出て来る。
 良い方向へ転ぶのなら問題がないのですが、悪い方向へ転ぶと……ですから。

 この三つを心掛けて書くようにしている心算です。
 これを常に頭の中に置いて於けば、登場人物たちが突如、無能化したり、競馬馬並みの視界しか持たなくなったりする事はなくなります。

 もっとも、何時も完全にそれが為せているかと言うと……。
 まぁ、未だ修行中と言う事ですか。