つぶやき

黒猫大ちゃん
 
ネタバレ&かなり危険な考察 その2 ゼロ魔編
 それでは非常に危険なネタバレその2を行きます。
 但し、今回は本当に危険です。原作のファンの方は目を通さない事をお勧めします。まぁ、こんな考え方もあるのか、的に考えて貰えれば幸いです。

 今回はゼロ魔編。そちらで、原作の中で起きた事件で、私が扱わなかった事件。その事件を何故、扱わなかったのか、のネタバレを行います。
 繰り返します。アンチ系のネタが許容出来ない方は絶対にここから先を読まないで下さい。
 ここから先はすべて私がそう取った、そう感じたと言うだけの事です。必ずしもそれが正解だとは思いません。もっと他の意見があって当然の内容だと言う事も理解していただければ幸いで御座います。

 最初はラグドリアン湖の異常増水事件。
 原作の方では才人の土下座であっさりと解決する事件……なのですが。
 この事件の問題点はタバサとキュルケの動き。

 このふたりは御承知のようにゼロ魔原作ではヒロインとして活躍するキャラなのですが……。
 このラグドリアン湖の事件の際には、ガリアの命令により増水を阻止する為に、ラグドリアン湖の精霊の数を減らして行ったのですが……。
 但し、上記の通り事件自体は単純な事件で、わざわざ湖の精霊と戦うなどと言う危険な事は行わずに、交渉により解決が可能な事件だった。

 しかし、このヒロインたちは、何故か最初から交渉など行わず、湖の精霊たちを戦って倒す方法を選んだ。
 尚、ガリアからの命令はおそらく『ラグドリアン湖の増水を阻止せよ』であって、『湖の精霊を駆除せよ』ではなかったはず。
 何故ならば、事件を解決した後にガリアに帰還したタバサが、湖の精霊を駆除しなかった事で御咎めを受けた気配が有りませんから。

 流石に私の作品のヒロインたちでは、この流れをトレースすると物語自体が成立しなくなる可能性が大きい。……と考えたのです。
 タバサは原作よりも老成しています。……こいつ、転生者ですからね。それに、私の物語を読んでいる方なら知っているでしょうが、私の作品内のキュルケは色々と複雑なキャラクターです。……実は原作タバサの位置に居るだけ、なのですが。
 更に言うと、ここに至るまでの物語の流れも違いますから。
 ちょいとシミュレートしてみると、湖の精霊とあっさり交渉。行ったその日に交渉終了の可能性が……。
 更に、私の作品内のモンモランシーはホレ薬など作らないので、主人公グループがラグドリアン湖にやって来る可能性も低い。

 こりゃ全面的に変えた方が良い。そう考えた結果、と言う事。
 普通に考えたならば原作沿いに進めた方が楽(例えば捕まえたふたりを前に説教を垂れ捲り、オリ主さん素敵とさせるタイプのSSなど)なのに、それを行わなかったのには、それなりの理由がある、……と言う事です。

 う~む。しかし、最初から飛ばしまくりの考察&ネタバレですが……。

 次、白炎によるトリステイン魔法学院襲撃事件をスルーした理由。
 これはもっと危険です。はっきり言うと正確な記述は行いません。

 興味があるのなら、2004年。学校占拠事件。これで調べてみて下さい。
 そして、個々の方で判断して下さい。
 原作第7巻の発売時期から推測すると、この事件が執筆の際に何らかの影響を与えている可能性がある、と私は考えています。
 はっきり言うと、この事件は未だ歴史上の出来事として風化した事件ではないので、例え二次小説であったとしても軽々しく小説のネタとして取り上げて良いとは思っていません。
 故に本編中ではスルーさせて貰いました。
 まぁ、考え過ぎの可能性が大なのですが……。

 最後はアルビオンが飛んでいる理由。引いては大隆起に関わる事象。
 私の作品を読んでいる方ならば、作品内で精霊力の暴走による大隆起は起こらない、と言う方向で話が進んで居る事は御承知のはずです。
 この部分は私の作品のかなり重要な部分と成って居ます。作品内で明かされている部分と、それに明かされていない部分に関しても。

 それで……。
 そもそも、精霊力の暴走で大隆起が起きるのなら、アルビオンで何故、人が暮らして行けるのか、の疑問を解決する事が出来ない。この部分が問題です。
 森林限界や標高が千メートル上がると……と言うか、アルビオンはおそらく3千メートルほど上空にあると思われるので、平均で地表の気温からマイナス18度ほど下の気温での生活および農業を営む必要がある。それに生活水の問題。空気の薄さに沸点の低さ。降りそそぐ紫外線の量はどうなっているのか、などを解決する方法が精霊力の暴走だけでは説明が出来なかったから。

 但し、精霊力の暴走でなければ、何故アルビオンが飛んでいるのか。……の理由付けも本編内では為して居ります。原作小説同様、人が問題なく暮らせて行ける理由も添えて。
 ついでに、放置すれば大隆起も起こります。
 当然、現在、貴種漂流譚で地球世界に流されて来ている拙作の主人公がハルケギニアに帰った後には、それの対応を行う事となるでしょう。

 今回はこんな感じですか。
 相変わらず超アンチな内容と成って居ますが、それは私の思考の部分。どうにかして私から見て問題がある個所や矛盾点を修正するか、……を考えた結果です。本編中では原作沿いの事件などが起こっていない以上、内容はそう強いアンチの色は出していないはずです。
 問題は強いアンチを書く作者さんが、この考察を見た時に燃料を補給して仕舞う原因となる可能性がゼロでない事……なのですが。

 さて、もし非難轟々とならなければ、次もあります。この考察&ネタバレ。
 タイムパラドックスやアンドロイドは電気羊の夢……おっと、この部分だけで何処に向かって行く考察なのか丸分かりだな。