つぶやき

setuna
 
バレンタインウォーズⅣ
全員【!!?】

全員が校庭を見ると、茶色いスライムのような物体がうごめいていた。

ギルモン[何だありゃあ?]

チビモン[チョコの匂い]

フェイト「へ?」

一瞬、理解出来ず、フェイトは間抜けな声を出した。

チビモン[あれチョコレートだよフェイト]

フェイト「あれが!!?」

ツカイモン[確かに…]

ガブモンX[チョコレートの匂いが…]

クロアグモン[まさか、最近発生しているチョコレート強盗の犯人か?]

スバル[ねえ?あれデジモン?]

ワームモン[うーん、違うんじゃないかな?デジモンの気配がしないし]

ティアナ[というか危ない!!窓閉めて窓!!]

液状化して襲い掛かるチョコレート(?)から身を守るために窓を閉める。

大輔「まずいな、校舎じゃあ思う存分戦えない。」

賢「とにかく外に出なければ。君達は体育館に避難してくれ」

【はい!!】

戦う力が大輔達には遠く及ばないと分かっている生徒達は賢の指示に従い、体育館に。
大輔達の言葉は時として教師以上の威力を誇る。
学校としてどうなんだというツッコミは厳禁。

すずか「非常口から出よう!!」

ルカ「はい!!」

大輔達は非常口から外に出るのだった。










全員【…………】

あまりにも変わり果てた学校の姿に全員が沈黙。
チョコレートが、学校全部を覆いつくしていた。
いつもは白い校舎が、まるで超巨大なチョコレートの建物に見えるくらいに。

シグナム「一体あれは何なのだ?」

遼「さあな。一体誰が、どうやってあんな物を」

ドルモン[この匂い…]

全員【?】

全員がドルモンを見遣ると、汗だくのドルモンの姿。

ドルモン[シャマルううううううううう!!もしかしてこれ昨日の最終究極兵器!!?]

シャマル「私のチョコレートが最終究極兵器!!?確かにあれは私が作ったチョコレートだと思うけど。でも、ああなったのはドルモン、あなたのせいよ!!」

ドルモン[何でさ!!?責任転嫁もいい加減にしてよね!!]

プロットモン[気のせいかもしれないけどあのチョコレート(?)からアポカリモンに似たような気配を感じるのだけれど…?]

大輔「何!!?まさかシャマルのチョコとアポカリモンの破片が融合したのか!!?」