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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第25話 甲冑少女と赤龍帝
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、龍巳、白音ちゃんが。部長に向き直ると部長も俺を抱きしめたまま冷や汗をだらだらかいていた。

「え、えっとね? これは……」

「「「これは?」」」

 何か言い訳を考えている部長だけど諦めたのかバッとその場から逃げ出した。そして無言でそれを追いかける黒歌姉達。部長、ご愁傷さまです。

 その日、悪魔の仕事の時間になっても部長たちは帰って来なかった。







   ☆







「なんだ曹操、結局断ってしまったのかい?」

「当然だ。鎧武者と付き合う趣味はないさゲオルク。まあ友人としては彼女のことは気に入ってるがな。それよりもその場に面白い奴らがいたぞ」

「面白い奴ら?」

「ああ、スーザンの後ろに4人組がいてな。話を聞くに彼女は手紙を書くのに協力してもらったらしい」

「へえ、で、どう面白かったんだい?」

「うち2人が悪魔だった。おそらく契約して手伝ってもらったんだろうな」

「そんな願いで契約するとは、随分とお人好しな悪魔だな」

「まあな、だが無いわけじゃない。それより面白いのは後の2人だ。片方は堕天使だった」

「何? 俺達の所以外にも悪魔と堕天使が堂々と一緒にいたのか?」

「ああ。そしてもう1人は……人間としか思えない気配だったがあれはバケモノだ。正直勝てる気がしなかった」

「!? 黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)を持つ君がかい?」

「ああ、彼女は俺のことをずっと凝視していた。もしかしたら俺の持つものに気付いていたのかもな。ゲオルク、奴が、いや奴らが何者なのか興味が出てきた。調べてくれるか?」

「分かった。と言うより一目でお前の持つものに気付く者を放置など出来ないさ」

「そうだな。だがまだ手は出すなよ? まだ表に出るには早すぎる」

「分かっているよ、曹操」



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