暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
9円舞曲ーa capriccio(奏者の自由に)
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ヒースクリフ団長が呟く。最前線では堂々とした態度で立つ団長がポカーンとしてる。これはレアだ。

「アスナには悪いけどアスナには致命的な弱点があるからまあ、そこをつけば楽勝とは行かないけど、たぶん倒せるね。さあ、スノードロップが勝利を目指して♪てね」
「へ、へえ〜そうなんだ…」

アスナがわなわな震える。

「あ、怒らせるつもりはないんだ。ただこれはキリトも、ヒースクリフも、そして僕も弱点だからさ。」
「え、どういう…」
「あ、団長さんとキリト!そろそろ時間だよ?」
「そのようだな。」

ヒースクリフが控え室から出て行く。それを確認してから

「あ、僕このデュエル客席から見てるから頑張ってね!」

ちゃちゃっと控え室を出る。さて、どこに座ろうか…


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観客席がある場所といったらやることはただ一つ!

「すみませーん!コーラと普通のポップコーン3つとコレニアパンケーキを2つあ、後フライドポテトを下さいな♪」

食べ物ラウンド2!いっぱい買って観客席へ向かう。
観客席は後ろの方しか空いてなかった。まあ、以外と1番後ろが見やすいけどね〜!(セカオワのライブでそうでした。)
1番後ろの席に座るとちょうど1番端が空いていた。ラッキー!さて、早速。

「もぐもぐもぐもぐ…」
「あの…」
「もぐもぐもぐもぐ…なるほどコレニアパンケーキは現実でいうとメープル味だな…僕好みだ…もぐもぐもぐもぐ…」
「すみません!」
「ん?」

声をかけられたのでそっちをみる。すると肩に小竜を乗せた少女がいた。年は…僕より少し幼いかな?

「えーと…?どうしたの?」
「隣空いてますか?」
「うん、空いてるよ〜!どうぞ!」

隣にその少女が座る。小竜を連れてるということはビーストテイマーかな?

「君名前はなんていうの?あ、ちなみに僕はスノードロップ!スノーって呼んでね!」
「私はシリカと言います!それでこの子はピナです!」
「きゅるきゅる〜!」
「シリカちゃんとピナちゃんね!あ、ポップコーンあるけど食べる?」
「あ、いただきます!」
「きゅる〜」

話を聞くところによるとシリカはキリトの知り合いらしい。ピナがモンスターに殺されちゃった時偶然助けてさらに、蘇生アイテムも一緒に取りに行ったらしい。
そんな事を話しているとキリトと団長さんのデュエルが始まった。

「うわー…すごい速いですね…」
「いや、もっと速くなるよ。affrettando…より速くね…♪」

お、キリトが押し始めた。団長さんの反応が遅れ始めた…こりゃキリトの勝ちかな?そう思った瞬間。目に追えない速度で団長さんがキリトの攻撃を防いだ。キリトが硬直した
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