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ファイナルファンタジーT
3話 『カオス神殿』
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いるだけで、外傷はない」

 彼に支えられたコーネリアの王女、セーラ姫は長く美しい翡翠色の髪と、星の瞬きを湛えたようなドレスに身を包んだ見目麗しい少女だった。

「回復魔法、かけておいた方がいいよね。…… <ケアル>!」

 淡く、やわらかな光の粒がセーラ姫を包み込むと、意識が戻って来たのか身じろいだ。

「 ────ん ……… 」

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