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覇王と修羅王
合宿編
十三話
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「それで、色々成長する力を生きる力に変えた……とか?」
「……かも」
「……せめて、胸だけでも育っててやってくれ……と思った俺はダメな奴かね?」
「……大丈夫、僕もちょっと思ったから」

 さぞかし壮絶だっただろう、と二人はキャロの過去を想像する。ただ、想像内容は旅より身体内部に偏っているので、キャロが知れば泣き怒ること間違いなしである。
 だが、野郎二人は其処まで気が回らない。胸だけでもどうにかしてやった方が良いんじゃないか、という善意しか頭にない。

「……そういや、揉むと大きくなるとか聞いたことあるような?」
「なんかそんな話があるよね。ほんとかどうか判らないけど」
「エリオ、キャロロさんで試してみれば?」
「えっ!? で、できないよ! 先ずアレクがアインハルトで試してみてよ!」
「あいつは……でっかくなるとけっこう膨らんでたから、やる意味あんまり無いような。でも揉むのが嫌なら……ミルクとか?」
「それもほんとか判んないけど……何より健全的でいいね。戻ったら身長伸ばす為にって勧めてみるよ」

 善意の下に野郎二人が頭を捻ってみた結果、牛乳を飲ませる事で落ち着いた。最早、身長が二の次に成っているが、野郎共は気付かない。

「……俺もちと言い訳とか工作とかしてアインハルトで実験してみるか」
「じゃあ経過は随時報告って形で」
「異議異論無し」


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