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鬼灯の冷徹―地獄で内定いただきました。―
肆_犬猿の仲
四話
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が本当にその事故で亡くなっていたのなら、他の亡者たちと同じく裁かれ、天国へ行くか地獄へ行くか、または転生するかを決められます。恐らくわたしの元で働くなんてことはありえなかったでしょう。あなたが臨死体験をして経験しているこの全てのことは、きっと現世へ帰ってからあなたを変えてくれるものになるかも知れない。わたしはそう思いますけど」

いつも金棒を片手に閻魔大王を殴ったり厳しく見張っているような鬼灯が、こんなことを言っていることが不思議だった。
自分は、現世へ帰るために地獄へ来た。
ちょっとおかしいことだけれど、あるべき場所にあるために、わたしはやっぱり生きるべきなのだ。

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