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自由惑星同盟最高評議会議長ホアン・ルイ
第三話
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もらえないだろうか?」
 ホアンは既に本部長のロックウェル大将に独断による暗殺未遂の責任を取らせ辞職させ、さらにその後釜に事情を説明し服役してもらったビュコック元帥を当てていた。ビュコック元帥は有能と言える軍人だ。これである程度市民や、兵士に安心感を与えることができる。ただ帝国の皇帝ラインハルトと比べれば見劣りすることは間違いない。
 ホアンは勝算がほしかった。まだ戦争が起きると決まったわけではないが起こっても仕方がない事態ではある。用心は巣津に越したことはない。たとえば局地的にでも少数でラインハルトを抑えたことのある人物が軍に戻るなどだ。最低でも帝国に、勝ったとしても勝利の対価に対するだけの物が得られないと思わせれることが必要だ。
 ヤンは服役を承知した。彼自身が自由惑星同盟、民主主義が途絶えることを良しとしなかった。
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