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渦巻く滄海 紅き空 【上】
十五 交渉
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所へ向かっていた。
うちはサスケが収容されているであろう木ノ葉病院。その場所への道を辿りながら、彼は思わず笑みを零した。
(敵わない…?そんな事、貴方に言われなくとも…)
大蛇丸の忠告を、何を今更と失笑するカブト。彼の眼鏡が太陽の光に反射して薄く光った。




(とっくの昔から知っている)


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