第18話 何でこうなった!??
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こうから話しかけてくれますけど、皇女殿下に皇太孫殿下ですから、気位も高かろうと思うんですが、いやはや期待を裏切られました。アマーリエ皇女殿下は気さくな方でにこやかに接してくれますし、エリザベートさんは積極的に話しかけてくれます。まあ話は御茶とか香水とかの貴族令嬢の必須科目の話なんですけど、ハッキリ言ってあんまり判りませんので、知ってる限りの知識で相づちうちながら話をしています。
「ラミディアさん、ようこそブラウンシュヴァイク家へ、心より歓迎しますわ」
「エリザベート様、丁重なご挨拶ありがとうございます」
「ラミディアさんのお使いになっている、香水はどちらの制作ですか?」
えっエリザベートに聞かれたけど、日本で言う所の100金で買った品だから、強いて言えばダ○ソーか?けどそんな事言えないしなー。
「単なる市販品の安物です」
「まあ、それはいけませんわ、私が何か見繕って差し上げますから」
本当は、おかまい無く何だけど、断ると角が立つから大変。
「はい、何れ」
「ええ、楽しみですわ」
「はぃ」
エリザベートの攻撃にラミディアはMPに400のダメージ!って声が聞こえた気がする。結局暫くエリザベートに引きずられる形になったわけだけど、この後の衝撃に比べたら全然平気なことだったわけでして・・・・・・・・・何でこうなった!??
帝国暦482年10月1日
■オーディン ブラウンシュヴァイク邸 ヨアヒム・フォン・フレーゲル
今日は、ブラウンシュヴァイク家にとって大事な発表が有ると、親族一同や叔父上が特に親しくしている貴族を呼んでの宴なのだが、何故かあの小娘が参加しているのを発見してしまった。ラミディア・フォン・ファーレンハイト、この所、オーディンはおろか帝国全土にも名を馳せ始めた小娘だ!
あの小娘は平民にも劣る生活しか出来ない、門閥貴族の恥さらしの家を僅かな期間で帝国でも指折りの富豪に仕立て上げた恐るべき才覚の小娘だ。その為に帝国貴族達は財政の再建為のアドバイスを受けるために、小娘にアポを取ったりしている。
まあそれならば、別に才覚の優れた女性は晴眼帝マクシミリアン・ヨーゼフ陛下のジークフリンデ皇后の様な御方もいらっしゃったのであるから、不思議ではないのだが、あの小娘は、よりによって叔父上に色目を使い愛人にでも成ろうと画策しているらしいのだ!
叔父上がその様な小娘に騙されるわけも無いが、それでも頻繁に宴へと呼び、支援を行うなどをしている。このままで行けば、私の危惧が現実になるかも知れない。それはアマーリエ皇女殿下が叔父上との離婚をするかも知れないと言う事だ。
そうなっては甚だ不味い。ブラウンシュヴァイク家が一気に陛下の忌諱を浴びるやも知れない。そうなっては、エリザベートの婿になり、次
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