暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX・ドーラちゃんの外伝
キラーパンサーに転生
10洞窟で練習します
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 なんだかドーラちゃんに従ってしまったスライムくんからお話を聞き終えて、ドワーフさんに迎えられてお部屋で暖まらせてもらってます。

 ドーラちゃんにはお茶を、あたしにはあたしが飲める程度のあったかいお湯をもらって、ベラさんがドワーフさんとお話ししてるのを、なんとなく聞いてます。

 ……そっかー、ザイルくんはやっぱり、そそっかしいのかー。
 ベラさんもそうだし、妖精の村のおじいさんもちょっとそんな感じだったし。
 スライムくんたちもそう言えばそうかもしれないし、妖精さんの世界ってそんな人ばっかりなのかな?
 ポワンさまは、違うと思うけど。

 またそそっかしいところを発揮したベラさんが、目的の盗賊のカギの技法のことを聞く前に、ドワーフさんとお別れしようとしてますが。
 そこはドーラちゃんが、ちゃんと引き留めて聞いてくれました!
 やっぱり、ドーラちゃんに任せておけば安心だね!
 それとやっぱり、このドワーフさんもそそっかしいんだね。
 ザイルくんがそそっかしいのも、これじゃ仕方ないかも。
 だからって、泥棒はよくないけど。


 ドワーフさんから洞窟の奥にある盗賊のカギの技法を手に入れる許可をもらって、さらに先に進みます。

「モモ!だいぶ、たたかうのもなれてきたし。そろそろ、れんしゅうしてみましょう!」
「ニャア!」

 うん、いよいよだね!
 いよいよ、あれをやってみるんだね!

「ドーラ?練習って、なんのこと?」
「ベラさんも、てつだってくれませんか?」

 あ、そうか。
 パパさんの邪魔する練習なら、パパさんの役をやってくれる人がいるもんね!
 ベラさんに、お願いするんだね!

「いいけど。何をするの?」
「モモに、ベラさんのじゃまをしてもらいます!ベラさんは、モモのじゃまをよけて、てきをこうげきしてください!」
「いいけど。……それが、何の練習になるの?」
「おとうさんの、じゃまをするんです!」
「ドーラのお父さんって、地下室で会ったあの人よね。……わかったわ!なんだかわからないけど、ちょっと面白そうだし!負けないからね、モモ!」
「ニャー!」

 ベラさんも、お手伝いしてくれるんだね!
 うん、あたしだって負けないよ!
 ベラさんで無理なら、パパさんの邪魔をするなんて絶対に無理だもんね!
 頑張って、練習しよう!



 ベラさんはパパさんみたいに強いわけじゃないけど、身軽だし、パパさんに仕掛けるときと違って事情を知ってる分、狙ってあたしの隙を突こうとしてくるし。
 
 あたしたちが攻撃されないように魔物は適当なところでドーラちゃんが倒してくれるので、あたしとベラさんは集中して白熱した駆け引きを繰り広げて。
 時々ドーラちゃんの指導が入って動作を修正
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