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麦わら海賊団を支えた神(仮)
会合2
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大海原の上。
そこには船首が竜を象ってあり、左目に3本の傷があってドクロの後ろで剣が交差した海賊旗を掲げた大きな船‘‘レッド・フォース号”があった。

「よぉ、シャンクス。」

「ルミスさん、お久しぶりです。
やはりこちらに向かって来ていた閃光はあなただったんですね。」

そう、そこにいたのは【世界最強の男】などの異名を持つ、エドワード・ニューゲートと強敵(とも)と呼び合える男である絶世の美男子と言えるほどの容姿を持つルミスだった。
ルミスは先日、ニューゲートと浴びるほどに酒を飲んで、昔の思い出話に花を咲かしたあと…。
つまり現在、嘗てロジャー海賊団に居た頃にルミスが可愛がっていた2人の内の1人に会いにきていた。
シャンクス…彼はエドワード・ニューゲートと肩を並べる四皇の1人であり、【赤髪】の異名を持つ。
そして嘗ては見習いや雑用という名目でだがロジャー海賊団の船員の一員だった。
容姿は異名にあるように赤髪で左目に3本傷があり、切れ長な鋭い目付きをしていて、ニューゲートほどではないが精悍な面持ちをしている。
歳のわりにはなかなかのイケメンで、年齢は30代後半ぐらいだ。
普通の状態でもピリピリと感じさせてしまうほどのルミスやニューゲートと同じほどの覇気…覇王色の覇気を持っている。
性格はロジャーやルミスと同じで面白いことが好きだ。
黒いマントが特徴的で腰に刀を携えており、隻腕である。

ーー…そう片腕…………片腕??

「おっ、おいシャンクス??
お前腕は??左腕はどうしたんだ??
誰にやられた??
その目の傷も俺が最後にお前に会った頃にはなかったぞ!
それにロジャーに貰った麦わら帽子はどこにやったんだよ??」

「まあまあ。落ち着いてください。」

シャンクスが苦笑いで両手を前に翳しながら、ルミスに落ち着くように促す。
その行動にルミスはハッと我に返り、大きく深呼吸をする。

ーーおっと、俺とした事が…ふぅ。
よし!落ち着いた??

「すまん、もう大丈夫だ。
話してくれ。」

「はい、左腕と左目は全く別の件で負傷しました。
あっ、ちなみに麦わら帽子は左腕の方ですから。」

昔と変わらず大変なことも軽い感じに話すシャンクスにルミスは思わず顔を引き攣る。

「左目は白ひげ海賊団の元船員だったマーシャル・D・ティーチという男に負わされた傷です。
そして左腕は自分の弱さと不甲斐なさ、そして…‘‘新しい時代”に懸けて来ました。
帽子もです。」

シャンクスはルミスに左目を指差しながら説明した後に、左腕が嘗て存在していた場所を右腕で抑えながら何かを思い出すかのように笑みを浮かべた。

ーーマーシャル・D・ティーチか…シャンクスに傷を負わせられるほどの奴の名を俺が白ひげ海賊団
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