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蒼天に掲げて
四話
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『なるほどね、ちゃんと考えてるみたいで安心したわ』

(俺もそこまで馬鹿じゃないってことだ)

『まあでも油断しないでね、まだまだ体が小さいんだから』

(ああ、分かってるよ)

 それじゃあねといって去っていく照姫を尻目に、俺はこの森で生き抜いていくために狼にかじりついた。
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