第19話 二人の初恋が激しくなるようです
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。んじゃ、行って来らぁ。」
「バグよりはチートですよねぇ・・・・・・。」
実際その通りだしな。
――えっと、アリカ、アリカは何処だ〜。
「あ、丁度良いところにおったな。
済まぬ、シュウマ。聞きたい事があるのじゃが。」
「後ろですかそうですか。で、何のよ―――」
と、振り向くと、アリカは今までの薄桃のドレスでは無かった。
アイボリー色の体の線が出るタートルネックの長袖で、胸には菱形のシルバーアクセサリー。
ふわりと広がった黒のフレアスカートと、同色のニ―ソックスが完璧な絶対領域を作っている。
透明な金髪は何時も通りストレートだが、常の苛烈さより今は可憐さと色気を感じる。
雰囲気としては、大人っぽい恰好の高校生?、だろうか。
これは・・・・、総合点――――
「な、なんじゃ、ジロジロ見おって。
どうせ私には似合ってn「PERFECT……。」…え……。」
「いやいや、これはこれは素晴らしい。芸術レベルだ。なんて言うか、そう、良いな。
似合ってるぞ。」
「お、お世辞などいらぬ!!///
こ、これは義姉君に無理矢理着せられた物であって、別に…私の様な、無愛想な女になど似合わぬ。」
「俺がお世辞を言うと思ってんのか?俺が似合うって言ってるんだから、似合ってるんだよ。」
「口の減らん奴じゃ!!も、もう良い…。義姉君を見かけんかったか?」
「ん?いや、見てないけど。」
「そうか…。実は、義姉君と買い物に行こうとなっての。
『ドレスにローブでは無く、これに着替えなさい。』
とこれを渡されたのじゃ。それで着替えたは良いが、肝心の義姉君が見当たらんのじゃ。」
・・・ん?なんかアルの話と違―――
「あら、アリカ。探し―――あらあら、お邪魔みたいね。」
エルザさんが狙い澄ましたタイミングで来て、ニヤリと笑う。
その顔には『してやったり』、とありありと書かれている。よもや、変態と姫様がグルとは・・・。
「何よ、アリカ。一緒に行く人居るんじゃない。」
「え?あ、義姉君、誤解じゃ!これは―――」
「私は他の人と行くからごゆっくり〜。シュウマさんアリカをよろしく。頑張るのよ〜〜〜」
「えぇ?!ちょ、まっ――――」
――時既に遅し、エルザさんはもう視界の外だ。
異常事態に体が言う事を聞かないって本当なんだな・・・。
「……如何しろと言うのじゃ、義姉君……。」
途方に暮れるアリカ。・・・偶には乗るのも一興か。
「しゃーないな。買い物行こうぜ、アリカ。」
「な?!何故私が主と行かねばならぬのじゃ!」
「…まあ、強制はしない
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