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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter6「日常の一コマ」
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ティアナは普段なら顔には出さずに少なからず憤慨するところだが、ルドガーが本当に申し訳なく思っているのが伝わってくるため責めるきにはなれない。

「どうですかぁ、ルドガーさんはティアナにとってはいい教官さんですかぁ?」

「まだわからないです…けどあの人が一生懸命私にものを教えてくれてるのはわかります」

「ってそれってもうルドガーさんの事を気に入ってるって言ってますですよ?」

「えっ!?」

小さい上官に指摘されてその事に気づくティアナ。その反応を見たリインは人間って自分では自覚していない事をあっさり口にしてしまうのだなと、目の前で狼狽している部下を見て実感するのであった。



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「たく、ルドガー何私との約束忘れてるんよ」

急いで部隊長室に向かい、ドアを開くとはやてが自分の椅子に座り机に両肘を着き手の上に顎を乗せ、最高の笑顔をルドガーに送っていた。……無論その目は笑ってはいなかった。

「本当にごめん……何も言えないな」

「はぁー別にそこまで怒ってないよー。ただ時間が時間やし、『感激!八神はやてとドキドキ★プライベートレッスン♪』はまたの機会やな」

「なんだよ、その受けたくなくなるような痛い教室名は?」

というかはやてが自分に教えてくれるつもりだったのだと今になって気付いた。部隊長の仕事は忙しいなどと言っていたのでてっきりリイン辺りが教えてくれるのかと思っていたので、少しだけ驚いた。

「失礼やな、こんな美少女と勉強会できるって言ったら普通泣いて喜ぶのが普通なんやないの?」

「そう言った発言で自分の株を下げてるじゃないのか?ったく黙ってたらそこそこは行けるはずなのになぁ」

「ちょ、そこそこって何や!そこそこって!」

「さぁ?他人に乗り移って自分を見れたらいいのにな」

いつの間にか立場が逆転しているような気がするが、これはこれで結果オーライなのだと思う。

後は仕上げに……

「ルドガーなんてここに落ちてこんで、無人の管理外世界に落ちてればよかったんやー!」

「悪かったって。お詫びにデザートで最高の一品をはやてだけに出してやるからさ」

「ホンマか!?」

物でご機嫌を取ればこれで丸くすむという事だ。これは男女問わず当てはまる。
ユリウスも実際トマトさえ食べさせておけば大抵機嫌が取れていた。その事をユリウス自身も俺にトマトを食わせておけば機嫌取れるって思っているのだろうとルドガーに告げていたが、それで機嫌が取れている事も認めていた。

「しゃーないなぁ、今回はそれでルドガーの失礼な発言は不問にしたる」

「…チョロ甘だな」

「ん?なんか言ったかぁ?」

「何も言ってないよ。気のせいじゃないのか
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