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恋姫〜如水伝〜
十三話
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が崩壊し始めた。
それを機と思い、華琳は声を張り上げた
「敵は崩れたぞ、あと一息だ。皆、残りの敵を一掃せよ」
「「「「「「「おー!!」」」」」」」
華琳の命の下、曹操軍は更に士気を高め、果敢に討ちかかった。
その後、黄巾党は総崩れとなり、逃げて行く者も処断されて行った。

戦闘が終わった曹操軍は砦近くで陣を張りそこで休息した。

如水は負傷者の治療に凪達に自分の教えた治療を施すよう指示し、自身は今回の戦闘の行賞を決めるための草案を考えた。
如水は草案を纏めた終えた所、凪の報告を聞いた、負傷者の治療が終わり後は回復を待つだけだと事だった。

如水は華琳に報告すべく、華琳のいる天蓋に入った。

だが、中では華琳が苛立ちを顕にしており、春蘭、秋蘭、桂花らは怯えたように黙っていた。如水はおそらく先ほど来たと言う官軍の使者のせいだろうと察したが、報告するべき事は伝えた。
「華琳、負傷者の治療は終わった、後は休息すれば回復するだろう、それと行賞についても纏めておいた、目を通してくれ」
「わかったわ、ありがとう」
「後、官軍の使者の言葉だが、そこまで気にする必要は無いだろう」
その言葉にを聞き、その場に居た華琳以外の全員が驚き、その事を言われた華琳は怒鳴った。
「うるさいわね!。私、あんな屈辱受けたの生まれて初めてよ、よくもあれだけ偉そうに喋れるものだわ」
「そんな奴は何処にでも居る、そういった類を気に留めるのはやめておいた方がいい、それより、張角の居場所を掴んだぞ」
「本当!」
その言葉を聞き、機嫌を戻した華琳。更に、春蘭らも気を引き締めた。
「逃げた連中の後を追わせた、どうやら今回の敗戦がよほど響いたようだな。かなりの数が散って行った様だ、それに連中の食糧は底を尽き始めた様だ、動くなら今かもしれん」
「そう…、張角を討ち取ればこの乱も終わる。いま動かせる軍は何処?」
「負傷者が一番少ないのは、私の所の凪と君の護衛軍だが」
「なら、如水、直ぐに凪を連れてそこに向かいなさい。私も直ぐそこに、向かうわ。春蘭、秋蘭、桂花ここは任せたわよ」
留守を春蘭らに任せ、華琳は如水と共に、張角の元に向かった。

張角の所に向かう最中、華琳は如水に話しかけた。
「さっきは怒鳴ってわるかったわ」
「別に、私は気にしていない」
「そう、ありがとう」
「それより、張角についてだが、君は、張角をどうするつもりだ」
「どういう事」
「この人数では、連中を取り逃がすぞ」
「わかっているわ、これ以上連中を刺激させたくないの」
「仲間に加える気か」
「使えそうならね。だって、これだけの組織を短時間で作ったのよ。殺すよりこちら側に懐柔した方がいいわ」
「それは、確かにそうだが。そう、上手くいくかな」
「張角にもう逃げ場はないわ、
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