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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第12話 吸血鬼襲来ですよ?
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後は石化している
それを見た黒ウサギは

「ゴーゴンの威光…! いけません! あれを浴びたら…!」

その光は飛鳥の目の前にまで迫っていた
レティシアは飛鳥を突き飛ばす
そして
レティシアはその光を受け、石へと化した

「れっレティシア様…!」

黒ウサギはレティシアの元へと駆け寄ると上空から声がした
見上げると翼の生えた靴を履いた騎士のような格好をした男性が複数いた

「いたぞ!吸血鬼は石化させた!すぐに捕獲しろ!」

「例のノーネームもいるようだがどうする!?」

「邪魔するようなら構わん、斬り捨てろ!」

翼の生えた靴を履いた(以下略)の会話を聞いた十六夜は不機嫌そうに、しかし獰猛に笑って呟く。

「まいったな、生まれて初めておまけに扱われたぜ。手を叩いて喜べばいいのか、怒りに任せて叩き潰せばいいのか、なあ、ゾンビさんはどっちだと思う?」

ゾンビさんと呼ばれた修也は不機嫌そうに答える

「だれがゾンビだ。…まあ、ぶっ叩いたらいいと思うけど? 蛇同様」

「へえ、じゃあずっと俺をつけてたのはお前か?」

「いや、サーチャーをつけさせてもらっただけだ」

「修也、しゃべりすぎると傷に触る」

「わりい」

十六夜と修也はのんきに話しをする
そんな中、翼(以下略、以後、騎士と称す)がレティシアに縄をかけながら言う

「これでよし…危うく取り逃がすところだったな」

「ギフトゲームを中止してまで用意した大口の取引だ。台無しになればサウザンドアイズに我らペルセウスの居場所は無くなっていたぞ」

「それだけじゃない。箱庭の外とはいえ、交渉相手は一国規模のコミュニティだ。もしも奪われでもしたら」

「箱庭の外ですって!?」

黒ウサギの叫びに、レティシアを運び出そうとしていた騎士達の手が止まる。邪魔者と認識していたノーネームの黒ウサギの叫びに、敵意を込めた目線を黒ウサギに向けるしかし、黒ウサギは騎士達の視線など気にも留めず、走り寄って抗議の声を上げた。

「一体どういうことです! 彼らヴァンパイアは――箱庭の騎士は箱庭の中でしか太陽の光を受けられないのですよ!? そのヴァンパイアを箱庭の外に連れ出すなんて!」

「黙れ名無し風情が、我らの首領が取り決めた交渉に口出しするな」

ほかの騎士とは違った兜をかぶった騎士が侮蔑をこめて言う

本来、ほかのコミュニティの本拠への不当な侵入はそのコミュニティに対する侮辱行為だ
信頼が命の商業コミュニティであればこのような暴挙をする事は無いだろう
にも拘らず黒ウサギ達を侮辱する事は明らかにノーネームを見下しての行為だ。

「こ、この…!これだけ無遠慮に無礼を働いておきながら、非礼を詫びる一言もないのですか! そ
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