無印前
吾輩、猫である
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吾輩は猫である。
名前はカオスである。
「クロ〜、クロ〜〜」
カオスである。
「クロどこなの〜」
……カオs「クロいたの!」……解せぬ。
さっきから吾輩の事をクロと読んでるのは高町なのは嬢である。なのは嬢の通学路は吾輩のテリトリー内なので、よく会うのである。
「今日はモン〇チなの〜♪」
ご馳走である。
毎朝なのは嬢は私のために何か持ってきてくれる。モン〇チなんぞ月に一回あるかないかである。いつもはジャーキーか朝食の残りだ。しかし、おかげで吾輩は朝食べるものに困らないのである。
もはや高町家の飼い猫だが、残念ながら吾輩はしがない野良猫である。
「あっ! バス来ちゃうの〜! クロ〜バイバイなの〜!」
どうやら遅刻寸前のようだ。
返事したいが今はモン〇チを食べるのに夢中でどうしようもない。
抗えないこの気持ち……悔しい……でも食べちゃうモグモグムシャムシャ。
「にゃ〜〜♪(モ〇プチウマー)」
やはり〇ンプチはうまい。
次は是非ともシーフードかゴールドが食べてみたいものだ。
なのは嬢からのいただきものを食べきった吾輩はとある金持ちの猫屋敷にいる。ここも吾輩のテリトリー内である。しっかり監視してないと他の野良猫に取られかねん。だがこの屋敷にに関しては並の野良猫程度では取ることはできない。この屋敷の猫たちのトップは我輩であるが、それは同族の間の順位である。そのトップに関してはまた今度説明しよう。
『あっ、おやびんいらっしゃいにゃ!』
オヤビーーーーン! オツカレデスオヤビン! キャーオヤビーン!
ここにいるのは吾輩のかわいい部下たちである。自慢ではないが海鳴の猫たちからはおやびんと呼ばれ慕われている。
それにしても……
『なんか増えてないか?』
前来た時に比べ確実に増えている。1匹や2匹ではなく、10匹くらい確実に増えていた。
『ご主人様がまたいっぱい拾ってきたのにゃ!』
『またか…』
こいつらの主人は無類の猫好きであり、よく野良を見つけると自分の家に連れ帰るのである。
『そういえば、おやびん朝飯くいましたかにゃ?』
『ふっふっふ……よく聞け。吾輩はさっきモン〇チを食べたのである(ドヤッ』
ふふふ……羨ましかろう! あんな高級なキャットフードなんぞなかなか食えるもんではないからな! ふ〜はっはっは!!
『おお! うちらも毎日モンプ〇なんですにゃ!』
はーーはっはっは……はぁ?
『ちなみにゴールドですにゃ』
畜生……畜生……これだから金持ちは……畜生…ウウッ;
『おやびん今
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