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『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』
第十五話
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 本当は悔しいのだろう。ハミルトンはそう口に出さなかった。

「……分かりました。それなら私は何も言いません」

 ハミルトンは気付かない振りをしてそう言った。

 そして樹達はボーゼスがした仕打ちに出席した。

「……で、何でこんな事に?」

 ピニャは伊丹の顔面の損傷と捕らえられたボーゼスを見ながら何となく分かってはいたがそう聞いた。

 ペルシアらメイド達は違うといい、ボーゼスは俯いたまま「わ、私がやりました」と打ち明けた。

「……この始末、どうつけよう」

「ピニャ代表、すいませんがそれについてそちらで決めて下さい。そろそろ自分らは帰りますので」

 伊丹はピニャにそう言ったがピニャは顔を青くしてそれは困ると反論する。

「実は伊丹隊長と自分は大本営から状況説明の命令が掛かっているので今日には帰らないとまずいんです」

 この言葉が樹の口から告げられるとピニャは大本営を帝国の元老院のような院と勘違いをして更に顔を青くする。

「(この二人はかなりの重要人物だ。何とかしなくては……)」

 ピニャはそう考えてある決断をした。

「では妾も同道させて貰うッ!!」








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