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演劇やってたら魔王になっちゃいました!
1話 おっさんは演劇のプロだった!BY主人公
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った。
つまり、ここでとりあえず終わりだな。
でもおかしいな……。
思わずノリに乗ってしまったが、確か主人公に殺してほしい神が居たから
主人公は起こされた筈なんだけど……。
アドリブか?

「それでは、御身の為に用意した部屋がございますので、
ごゆるりとおくつろぎを……」

控え室に行くのか?と思い、俺は彼等の案内する部屋に行き
真実を知らぬまま自由にくつろいでいた。



「すごいゴージャスな部屋だな……」



この後、とんでもない真実を知るとも知らないで……。





エリカ視点


復活の儀式により棺から、暗黒の魔力の柱を吹き上げ男は目を覚ました。
はじめは、棺の中は死体で目覚めるわけがないと思っていがその予想はハズレ、
王は目覚め、煙と共に姿を現した。

「随分と騒がしい、起こし方だな」

とてつもない存在感に声、魔王は堂々とした態度で我々を見下ろしている。
だが……。
伝説とイメージが合わない。
古代の勝利者なのだから、もっと筋肉質な魔王だと思っていたのに……。
私は失礼だと思いつつも、頭から足の先まで何度も見る。
頭は銀髪で赤い瞳、服装は黒いコートに黒いズボン腰には鎖と伝説にあった
紅の剣を差している美形の青年。
それが伝説の魔王の姿だった。


目覚めた魔王は、しばらくグランドマスターの一人と会話をした後、秘書のような
男と共に近くのホテルのスウィートルームに案内され、儀式に参加した私達は解散となった。
ようは、『もう用なし、だから帰れ。魔王は我等に協力してもらう』という事だろう。
紳士とはかけ離れた、欲望にまみれた話ね。

建物を出て、外に出る。
さて、結社に報告でも……?
携帯電話を懐から取り出し、報告をしようとしていた時。
ふと、視界に全身黒ずくめの男が入った。
あれって、まさか……。

「魔王アロウン」




「ん?」


私の口から出た言葉が耳に入ったのか?居るはずのない魔王が私に振り返った。


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