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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
レッドとグリーン
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殺人だ」

「それの何が悪い。お前らグリーンと俺たちレッドは何が違うんだよ!お前らは生き残るためにモンスターを狩る、殺す。俺たちはプレイヤーを狩る、殺す。対象が違うだけじゃねぇか!!」

「確かにそうだな……だがお前らは殺人を楽しんでいる。ただの遊びとして人を殺している。そんなことが許されると思っているのか?」

「ぐっ……」

「わかったなら……さっさと行け」

「ち……ちくしょう。何で攻略組が俺の依頼を受けたんだ……」

「この近くに親友の家があるんでな。そいつらも攻略組だが、安心して生活させてやりたくてな」

「運が悪かったわけだ……」

犯罪者たちは観念したかのように光の渦に入っていく。そして全員がいなくなり光の渦は消えた

「さて……何でまだ残ってるのかな?逃げろって言ったよね」

「心配で……まあ、する必要はなかったんですけどね」

「えっと、ありがとう……」

「どういたしまして。それじゃ、俺はこれで」

俺は踵を返す

「あの……お名前は?」

「リンだ」

「リンさんですね?わたしは……」

「いや……言わなくていい」

「え?」

「現実で会えたら聞くよ。だから、生き残れよ?」

「「はい」」

こんどこそ俺はその場を去る









……自分の吐いた台詞の臭さに悶えながら
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