暁 〜小説投稿サイト〜
剣の世界の銃使い
少女との出会い
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
数秒でたどり着く。
すぐにモンスターの姿が目に入り、視線をそいつに合わせると、名前が上に表示される。《ドランクエイプ》、この迷いの森で出現する中で最強クラスの猿人だ。この森の中ではだが。数は3。
警戒心の強いモンスターだと聞いていたが、まだこちらに気づいていない?だとすると何か別のターゲットが・・!

「プレイヤーか!」

その奥に一人のプレイヤーがいるのが見える。この森にソロで来るなんて、安全マージン以上のレベルがないと辛いはずだ。何かの異常で一人になったのか?
とりあえず、見てしまったものはしょうがない。奴らに狙いを定め、すぐに引き金を引く。
放たれた弾丸は、全て猿人たちの頭にのみ込まれていき、触れた瞬間、残りのHPに関わらず、ポリゴンの欠片となって粉砕した。
銃火器スキル《ヘッドショット》。自分のレベルが相手のレベルよりも大幅に高い時、ぶつかった所が頭ならば、残りHPに関わらず確実に相手を死に致しめるというスキル。そのモンスターに頭、というものが存在しないとダメだが。

「おい、無事か?」

ポリゴンの欠片が完全に消え去ってから、残ったプレイヤーに声をかける。
しかし、この時俺は重大なミスを犯してしまった。なぜ、一度武器をしまってから話しかけなかったのか。せっかく彼女、といってもまだ少女ぐらいの顔立ちだが、その彼女の意識は手元に羽らしきものに行っていたというのに。こちらから話しかけたせいでバッチリこちらに向いてしまった。
あ、しまった!などと思っている時にはもう遅かった・・・。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ