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ポテト投げたら爆発したwww
ライジングキック
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広子の向かった先には、一人の執事がいた
執事は深くお辞儀をした。
「お嬢様、どうでしょう、久々の日本は」
「うん、面白いねぇ。広人も、なかなかしぶといし」
「それは光栄でございます、お嬢様」
プシュ!
話の途中に、空気が抜けたような音がした。見ると、さっきの少年が、コーラを飲んでいた
彼の名・・・・・いや、彼女の名は、伊集院真。伊集院仁の娘であるが、彼もまた男装をしている。伊集院家はそんな家系なのだ
「おい、馬鹿執事。てめぇはお嬢様お嬢様言ってないで、早く計画を実行しろよ」
すると、執事のめがねが、きらりと光った
「とんでもないです、伊集院さま!お嬢様は、とてもすばらしいお方なのです!!愛でなくては意味がありません!謎解きはディナーの後でのような執事になりたくはないのです!あぁ、あの執事はなんてお嬢様にご無礼なことをしてらっしゃるのでしょう!あんな人、執事ではございません!!」
「そうはいってもよぉ、お前はロリコンかヒロコンかって言いたくなるぐらいうっとうしいんだよ。俺の親父の知り合いそっくりだぜ」
すると、また執事の目が光った
「その知り合いとは?」
「山本伸介だよ。あいつとかなり性格にてるぜ?」
「とんでもない」
そういって、執事はくるりと向きをかえ、広子のほうを向いた
「お嬢様!大変でございます!服に血がついているではありませんか!早く着替えなければ!」
それは、服についた、1mmほどの血の跡だった
「これぐらいどうでもいいねぇ」
「なりません!お嬢様!お嬢様がこんな格好をしていてはいけません!ささ、早く着替えを!」
そういって足早に去っていくのを見て、伊集院はつぶやいた
「ほらな、やっぱヒロコンだ」

一方、洋介たちは、痛いお父さんと一緒にいた
「いやぁ!無事だったねぇ、よかったよぉ!」
父さんはそういって体をくねくねさせた。わかめダンスだ、きっと
「お父さんはねぇ、本当だったら、地面のいたるところから洋介を見守ろうと思ったんだけど、地面が硬くてねぇ」
「当たり前だ!馬鹿か、お前は馬鹿なのか?!」
「まぁまぁ」
伊集院さんの声で、俺はふりかぶったこぶしを止めた
「こういうときは、ライジングキックしなさい。パンチと蹴りを一緒に食らわすのよ」
「あ、それいいですね」
そういうと、伊集院さんはにっこりと笑った。反面、父さんは引きつった笑顔を見せている
「日ごろの恨みがあるからどん、と蹴ってちょうだい」
伊集院さんに言われたとおり、俺はライジングキックを食らわせることにした
「おい、待て待て、洋介、待つんだ!今のは親としての・・・・・」
ボコッ、バキッ!!!
父さんが言う前に、俺はライジングキックを食らわした。痛快な音が鳴ったなぁ
「HAHAHAHAHA!!!やったぜ、ざまぁみろ!
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