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とある星の力を使いし者
第12話
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をかけた女性の警備員(アンチスキル)言葉を続けようとしたが、その前の二人の警備員(アンチスキル)が突然吹き飛んだのだ。
警備員(アンチスキル)の発砲が癇に障ったのか、女性の警備員(アンチスキル)に近づいていく。
胎児はさらに大きくなり女性はそれに恐怖して発砲するが、全く効かず弾が切れてしまい胎児の身体から触手が一本、女の方に向かって伸びてくる。

「ア、アハハハハハ・・そっ・・・そっか立体映像(ホログラフィ)よね・・・ぜんぶ幻・・・・」

胎児が女性に何かしようとした時、女性の後ろから誰かに引っ張られる。
女性のいた地面が数メートルくらいへこんでしまう。
女性が自分を助けてくれた人を見ると、そこには黒一色の服を着て髪が白髪の男性が立っていた。
もし、彼が引っ張ってくれなかったら女性は今頃ぺしゃんこになっていただろう。

「おい、あんたに聞きたい事がある。」

「えっ・・・何ですか?」

「今回の任務に黄泉川愛穂と言う女の警備員(アンチスキル)は居るか?」

「えっと、確か今回の任務に黄泉川さんは居ないはずです」

男性はそうかと心なしか安心したような表情を浮かべる。

「と言うよりあなた誰!?
 民間人がこんな所で何しているの!?」

その言葉と同時に二人に向かって光の玉が飛んでくるが男性が掌をその光の玉に向ける。
何かにぶつかったのか爆発しても男性と女性を避けるように爆風が広がっていったので被害はなかった。

「今の内にどこかに逃げろ。
 情報を教えてもらったから助けたが次はないぞ。」

「そうもいかないのよ。」

女性は近くにある建物を指さす。

「あの建物何かわかる?
 原子力実験炉。」








その頃、美琴によって安全な所に寝かされていた木山は目を覚ますと遠くの方で暴れている胎児を見る。

「アハハハハハハ!!!
 凄いな、まさかあんな化け物だったとは・・・・学会で発表すれば表彰ものだ。」

小さく息を吐くと後ろに差し込んでいた拳銃の銃口を自分の頭に向ける。

「もはや、ネットワークは私の手を離れあの子達を取り戻す事も恢復させる事もかなわなくなった・・・か。
 おしまいだ。」

車の中で目を覚めた初春は状況を確かめようと、橋の上から降りるとそこに木山が銃口を自分の頭に向けている所を見る。

「ダメェェェェェェェ!!!!!!」

そのまま飛び込んで自殺を阻止するが、手錠の鎖が木山の首を絞めて死にそうになっていた。
木山に手錠を外してもらってあの胎児について聞く。

「虚数学区?
 あれって都市伝説じゃなかったんですか?」

「巷に流れる噂と実体は全く違ったわけだがね。
 虚数学区とはAIM拡散力場の集合体
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