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とある星の力を使いし者
第7話
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スの背中を見ると腰に近い辺りが真横に一閃されているのが確認できる。
さっきまで補習に出かけつい先ほどまで晩御飯はどうしようか、と考えていたのにあまりにもギャップすぎる現実に上条の思考は混乱させた。
上条はインデックスに集まっている清掃ロボットをインデックスから何とか引きはがそうとするが、清掃ロボットはとても重く1台どかしていると別の二台がインデックスに向かってしまう。

「何だよ、一体何なんだよこれは!?ふざけやがって、一体どこのどいつにやられたんだ、お前!!」

「うん?僕達「魔術師」だけど?」

インデックスの者ではない声が上条の後ろから聞こえた。
上条は殴りかかるように身体ごと振り返る。
男はエレベーターの横にある非常階段からやってきたようだ。
白人の男は二メートル近い身長だが顔は上条より幼く見えて服装は教会の神父が着てそうな漆黒の修道服、十五メートル離れているのに甘ったるい香水の香りを感じ、肩まである髪は夕焼けを思わせる赤色に染め上げられ、左右一〇本の指にはメリケンのような銀の指輪ギラリと並び耳には毒々しいピアス、ポケットから携帯電話のストラップが覗き、口の端には火のついた煙草が揺れて、極めつけには右目まぶたの下にバーコードの形をした刺青(タトウー)が刻み込んである。
これだけをみてこの男を「神父さん」と呼ぶ男は世界中を探しても誰一人として存在しないだろう。
神父と呼ぶにも、不良と呼ぶにも奇妙な男。
魔術師 ステイル=マグヌスがそこに立っていた。
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