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混沌の魔術師と天空の巫女
序章 始まりと出会い

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た。

ピキッ

「ぴきっ?」

「もしかして・・!」

ウェンディは自分が抱えている卵を見てみた。そこにはひびが入っていた。

ピキ、ピキッ

「あ、俺のも!」

ピキキキキッ、パカーン!

「きゃーん!」

「猫!!!??」

「しかも羽が生えておる!?」

ぱたぱたぱた

「「「・・・・・。」」」

「きゃんっ!」

「可愛い!!」

「お、もう1個の方も生れるんじゃね!」

ピキキキキッ、パカーン

「産れたよ!!」

「ほう、この子もメスか。」

「・・・・・・・。」

「?」

この猫、さっきのとは違って、何か変だぞ・・・。
何というか・・・暗い・・・?そんな様子だった。

「おい。」

「・・・!」

「大丈夫か?」

「・・・(コクン)。」

猫は頷く。

「ねーねー、名前は何にする?」

「ん?んー・・・こっちの猫はウェンディが決めてくれ、
 お前が暖めた卵から産れたし。」

「いいの?」

「いいも何も、お前が暖めたんだろ?お前が決めるのは当然だ。」

「うん、分かった!」

「よし!おーい、そこの猫!」

「きゃ?」

「お前だよ、お前の名前はミントでいいか?女の子ぽいし、
 緑色の毛で今日の依頼でミントの葉もらったし、
 名前的にいいと思うんだが・・・。」

「きゃー!!」

「お、気に入ったみたいだ。」

「うーん、じゃあ・・・シャルル!」

「ほぉう、いい名前だな。それでいいか?」

「・・・(コクン)。」

シャルルはそう頷いた。

「・・・・・・。」

「どうかしたか?」

「・・・(フルフル)。」

「そうか。」

こうして、俺達に新しい家族が増えた。
でも、シャルルはミントの事をあまりよくは思ってはいなかった。
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