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星河の覇皇
第八十六部第三章 学園の理事長としてその六

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「それは誰もが言うが」
「成長を続けることですね」
「巨大になり続けることだ」
「やはりそうなりますね」
「巨大さはそれだけで武器だからな」
「その通りですね」
「そうなる」
 こう由良に話した。
「だからな」
「連合としては」
「エウロパを倒さず」
「巨大になり続ける」
「それがいい」
 国家戦略としてというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「連合軍もな」
「巨大になり続けますね」
「最新技術を導入してな」
 そしてというのだ。
「やっていくことだ」
「それがいいですね」
「そういうことだ、百三十億からな」
 さらにというのだ。
「さらにだ」
「拡大していく」
「人口増加と共に」
 連合のそれと、というのだ。
「そうしていく、そうしていくとな」
「エウロパと戦争になっても」
「負けない、巨大で最新設備の軍隊なら」
「滅多に負けないですね」
「それで敗れるなら」
 それこそというのだ。
「我々上層部に問題がある」
「そうなりますね」
「それだけの失態はだ」
「犯さないですね」
「犯してはならないしな」
「そこはその時の政治家次第ですか」
「軍人よりもな、軍事は軍隊が整っていれば」
 それでというのだ。
「教育を受けていればな」
「まず敗れないですね」
「ここで問題となるのはな」
 それはというと。
「軍人をコントロールする役目である」
「政治家ですね」
「文民だ、プロのチームが弱体化する原因の大きなものはだ」
 それが何かというと。
「実は選手やコーチよりもだ」
「フロントですね」
「フロントが悪いとな」
「それだけでチームが弱体化しますね」
「現場に介入してな」
 それによってというのだ。
「チームは弱体化する」
「監督の采配ミスよりも大きいですね」
「遥かにな」
「だからですか」
「軍人よりもだ」
「政治家が問題ですか」
「戦場等への介入はな」 
 それはというと。
「そのまま敗因になる」
「君命といえどもですね」
「そうだ、現場に介入するなぞだ」 
 それこそというのだ。
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