暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第八十話 教会の仕組みその十八

[8]前話 [2]次話
「詰所に来ることはいいことよ」
「こちらも教会と関係があるというかですよね」
「おぢばでの奥華の人達の場所だからね」
 言うならば旅館でかつもう一つの大教会です。
「物凄く大事よ」
「おぢばに帰ってきたら皆さん寄りますし」
「お泊りもね」
「するからですね」
「だからね」 
 本当にです。
「詰所も重要で」
「ここに毎日来ることはですか」
「いいことよ」
「じゃあ尚更です」 
 私を見て言ってきました。
「そうさせてもらいます」
「それじゃあね、ただ若しもよ」
 新一君を見て言いました。
「私がいなかったどうなの?」
「先輩がおられない詰所ですか」
「そうよ、何でか私のお顔見に来てるっていうけれど」
 私なんか見て何になるのと思いながら尋ねました。
「いなかったらどうなの?」
「もう一日一回ですね」
 私を見て答えました。
「その時は」
「一回なの」
「はい、毎日お邪魔させてもらいますが」
 それでもというのです。
「一回ですね」
「そうなのね」
「二回ですが、今は」
「何でそこで一回なのよ」
「先輩がおられないと」
 やっぱり私を見て言います。
「物凄く寂しいですから」
「それでなの」
「先輩がおられないと」
「一日一回になるのね」
「そうなりますね」 
 笑顔での返事でした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ