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ドリトル先生と不思議な自衛官
第一幕その六

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「フロックコートだってね」
「トレンチって塹壕だからね」
「塹壕に入っている時に寒くて水気もあって」
「それから防ぐ為の服でね」
「着てたんだよね」
「そうだよ、ブーツだってそうだしね」
 こちらもというのです。
「軍隊からだし」
「ランドセルだって軍隊からだし」
「軍隊からのもの多いよ」
「本当にね」
「それがわかっていなくて」
 それでというのです。
「そんなこと言うんだ」
「本当におかしいね」
「そんなこと言うなんてね」
「何ていうかね」
「どうしようもないね」
「やっぱりその先生も北朝鮮はよくて」
 それでというのです。
「日本皇室なくせって言うんだ」
「っていうか自衛隊嫌いな人って皇室嫌いな人多いよね」
「ほぼセットだよね」
「しかも北朝鮮好きだね」
「世襲の将軍様だって」
「どうかしてるよ」
 先生が思うにです。
「北朝鮮なんて軍隊ばかり大きくて」
「お金も使ってね」
「もう滅茶苦茶に」
「国民餓えさせて」
「それで軍隊ばかりだから」
「戦前の日本より遥かに酷いよ」
 北朝鮮はというのです。
「将軍様の贅沢もあるしね」
「日本より酷いね」
「どう見ても」
「今の日本よりもで」
「昔の日本よりも」
「そうなんだけれどね」
 それがでもというのです。
「あそこはよくてね」
「日本は駄目」
「一目瞭然なのに」
「そんなこともわからない」
「それで学校の先生だね」
「そうだよ、僕はそんな考えはないからね」 
 全く、と言う先生でした。
「本当にね」
「全くだね」
「まともじゃないよ」
「そんな先生はね」
「軍服の何処が悪いのか」
 制服の元になったです。
「一体ね」
「その先生トレンチコート着ないんだね」
 ジップはそれならと言いました。
「そうだよね」
「あとブーツも履かないんだ」
 チーチーも言いました。
「そうなんだね」
「それでランドセルも嫌いなんだね」 
 ダブダブはこう思いました。
「便利だと思うけれど」
「カレーライスも食べないんだ」
 ホワイティは昨日の晩ご飯のお話をしました。
「そうなんだね」
「そういえばビスケットも軍隊からだったね」
 老馬はこの食べものを思い出しました。
「そうだね」
「ピケ帽も駄目だね」 
「あの帽子だって軍隊からだよ」 
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
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