暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜西風の絶剣〜
第88話 銀の襲撃
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

 セリーヌにジト目で文句を言われるが仕方ないだろう、それ以上に大変な事がいっぱいだったんだから。


「さっきアンタを見捨てようとしたことは謝らないわよ、エマの方が大事だからそうしただけ。アンタなんて助ける気はこの先も一切ないからそのつもりでいなさい」
「セリーヌ!」
「構わないよ、別に俺とお前は親友でも家族でもないからな。気にもしていない」
「そう、ならいいわ」
「ごめんなさい、リィンさん。セリーヌはちょっと口が悪くて……」
「大丈夫だよ、エマ」


 エマがセリーヌを叱ろうとしたが俺は手を振って謝らなくていいよと合図をした。


「さて、それよりもコリン君の方を確認しないと。怪我とかなければいいんだけど……!?」


 俺はコリン君の方に視線を向けるとなんと彼の周りに霧が集まって姿を隠し始めたんだ。俺は急いでコリン君に接近するが間に合わず彼は霧と共に消えてしまった。


「くそっ!」


 俺は拳を握り込み悔しさのあまり歯ぎしりをするがグランセルから大きな爆発音が聞こえた。


「な、なんですか!?」
「分からない、ただ異常事態が起こったのは間違いないだろう。エマ、急いで街に戻るぞ!」
「はい!」


 銀の事も含めてギルドに報告しないといけないが嫌な予感がする、俺は不安を胸にしまい込んで急いで街に戻っていった。



 ―――オリジナルクラフト紹介―――


『火竜一閃』


 居合から放たれる神速の紅き一撃。広範囲に素早く攻撃できるので牽制や反撃、集団戦など幅広い場面で使える。


 駆除解除、炎傷60%、封技30%。


『影縫い』


 目にも止まらぬ速さで相手を翻弄して背後から急所を突く死の一撃。


 即死50%、混乱20%。




[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ