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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百二十一話 戦いの先に待っていたもの その5
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ータイ員達が降下してくる。
それと同時に、大勢の地上部隊がエーイチロウ達を囲む。
そう、エーイチロウが加藤モトヒロと口論をしている隙に、地上部隊に接近されていたのだ。
6人しかいないエーイチロウの部隊と、大勢のジエータイ員達との銃撃戦が始まる。
ジエータイは、銃での抵抗をやめないエーイチロウ達を生かした状態で逮捕することを諦め、銃で対抗する。
結果、エーイチロウ達6人は、死亡した。
エーイチロウ達は自分達が一番、嫌っていた数の暴力に敗北したのだ。
両手に手錠をかけられた加藤モトヒロは、その光景を見て叫ぶことしかできなかった。
「?ああああああああああああああああああああああッ?」
この日、エーイチロウたちの他にもう一つの部隊が、ケーサツに逮捕された。
しかし、2週間後、ケーサツとジエータイは最後に残った部隊を発見することが出来ないまま、ヴァサマ山から撤退した。
つまり、五つに分かれた部隊の内、一つの部隊はまだ、逃走を続けているということだ。
その後、紅軍連合の逮捕が、新聞やニュースを通して世間に発表された。
特に『潮日新聞』は、逮捕の記事と同時に紅軍連合の実態について、事細かく記載し、その残酷な内容は、世間に大きな衝撃を与えた。
『潮日新聞』のその記事を書いたのは、尻澤エリコだった。
こうして紅軍連合は壊滅した。
それから数年後、逮捕された紅軍連合メンバーの死刑が決定した。
その中には、ケーサツにナガヌォベースの位置情報を密告した裏切り者、石川ユニも含まれていた。
ケームショを出所した加藤モトヒロはその新聞記事を読み終えると、新聞紙を両手でくしゃくしゃにして、自室のゴミ箱に向かって投げた。
加藤の自宅アパートに来客を知らせるインターホンの音が鳴り響く。
ドアを開けると、そこには数年前の最終決戦で唯一逃走に成功した部隊、紅軍連合の生き残り達が立っていた。
しかし、それから数分後、出所した加藤モトヒロを見張っていたケーサツ達が、加藤のアパートを訪れる。
そう、ケーサツは出所した加藤に、逃走中の紅軍連合の生き残りが接触してくることをあらかじめ予想していたのだ。
紅軍連合の生き残り達は逮捕されたが、加藤モトヒロは逃走に成功する。
こうして、紅軍連合の復活は阻止された。
念願だった紅軍連合再始動の夢を潰され、自暴自棄になった加藤モトヒロはトラックと刃物で大勢の死亡者を出し、そのまま逃走した。
その事件は後に『加藤無双』と呼ばれた。
夢を失うと同時に社会に居場所も失い、路地裏をさまよう加藤モトヒロ。
自暴自棄になった加藤モトヒロが一人、呟く。
「すいません...エーイチロウさん...俺にはやっぱりみんなの遺志を継ぐのは無理だったみたいです...」
しかし、加藤モトヒロは紅軍連合の生き残りたちが話していた『ある噂
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