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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百二十話 戦いの先に待っていたもの その4
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第四百二十話 戦いの先に待っていたもの その4
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

紅軍連合のリーダーである倉都テツオの部隊、伸重フサカの部隊がケーサツに逮捕されたことにより、ほぼ壊滅状態になった紅軍連合。
能沢エーイチロウは自身の部隊のメンバー達に、この先の戦いがほぼ負け戦であることを忠告する、
それでも戦う以外に選択肢のない、メンバー達は、エーイチロウと共に戦う意思を見せる。
仮にこの先に待つのが敗北でも、今までの革命活動が次の世代を育てる一因になっていることを確信したエーイチロウたちは、懐中電灯の明かりをたよりに夜闇の山道を歩き続けた。
しかし、彼らに逃げる場所も、目的地も、もうない、その先に待つのは戦場だけだ。
深夜、豪邸から出発したエーイチロウの部隊は途中、山中で休憩をとり、早朝に再び移動を開始した。
豪邸から奪った飲料水や食料のおかげで、メンバーたちが水分不足や空腹を訴えることはなかった。
それより妙なのは、ケーサツやジエータイの追手の気配がまったくなかったことだ。
その事実が、エーイチロウ達の心を安堵させると同時に、奇妙な違和感を感じさせる。
ケーサツやジエータイはおそらく、エーイチロウ達を生きた状態で逮捕しようとしているはずだ。
不自然なほどの静けさが、まるでこれからなにか良からぬことが起きる前兆なのではないかと、エーイチロウ達に思わせる。
そして、それは現実になった。
遠くから聞こえてくるヘリコプターの音。
部隊の中で唯一、木白崎原子力発電所でヘリコプタ―の襲撃を受けているエーイチロウが皆に上空に向かって銃を構えるように指示する。
銃を構えた先にはやはり、ジエータイのヘリコプタ―が飛んでいた。
地上から銃を構えるエーイチロウ達の存在を確認したジエータイは、予定していた降下を中止する。
いま、地上に降下すれば、まちがいなくエーイチロウ達に銃撃されてしまうからだ。
しかし、それは、ジエータイに銃を構えている者たちが、紅軍連合のメンバーであることを証明していた。
ヘリコプターのパイロットはすぐに無線通信で、エーイチロウ達の位置情報を地上の部隊に報告する。
エーイチロウ達は銃をヘリコプターに向けて構えながらゆっくりと、山道を歩く。
しかし、エーイチロウ達の耳に、複数の足音が聞こえてくる。
そう、ヘリコプターのパイロットからエーイチロウ達の位置情報を得た地上部隊が、エーイチロウたちを包囲していたのだ。
銃を持ったジエータイに包囲されてしまう、エーイチロウ達。
エーイチロウ達、7人はお互いに背中を合わせ、四
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