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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第四百九話 混乱 その3
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ず殲滅するために紅軍連合に志願した男。
理由地エル、見た目は男だが、心は女性、性差別を日本から無くすために、紅軍連合に志願した。
尻澤エリコ、加藤モトヒロ、上松サトツ、理由地エルの四人はお互いの顔を見合わせて、困惑していた。
まだ外は昼前だ。
4人は登山装備に身を包み、山を下りる。
尻澤エリコが愚痴をこぼす。
「まさか、本当に新人だけに、任務を任せるとはねぇ」
理由地エルが任務の内容に疑問を呈す。
「僕ら四人で木藤さんを気絶させることは、可能です、でもどうやって山まで運べばいいんでしょうか?」
加藤モトヒロが理由地エルの疑問に同意する。
「それは俺も思った、死体を山に運ぶのはよく聞く話だが、ナガヌォベースはヴァサマ山の頂上付近にあるんだぜ?死体を運びながら山の頂上を目指すのは、かなり、無理のある話だよ」
上松サトツが3人の会話から結果論を導き出す。
「倉都テツオさんは、木藤リョウは生きたまま捕獲して山に連れて来いとは言ったけど、『殺すな』とは言っていない」
尻澤エリコがすぐにツッコむ。
「倉都テツオさんは、『生きたまま』って言ってたでしょ、それは無理矢理にも程があるわ」
上松サトツが反論する。
「でも、今、山で起きている問題は、裏切り者の木藤リョウが、石川ユニとセッ●スしたかどうかについてだ、なら僕たちが木藤から、事の真相を聞いて、それを携帯電話で山のみんなに伝えればいいだけのことだろ?そのあとで木藤は殺す」
加藤モトヒロが納得してしまう。
「確かに、そっちのほうが楽かもな、木藤に石川とセッ●スしたかどうかだけ、聞いて、録音して、それで、その場で殺しちまったほうが、帰りが楽だ」
尻澤エリコが反論する。
「私はもう、人殺しは嫌よ、それに石川ユニがもし、木藤とセッ●スしてたことが本当だったら、どうするの?私たちは石川ユニの、『自己反省』という名の拷問に加担することになるのよ?」
四人の脳裏に都内のアパートで凄惨な拷問を受けて、死亡した子島ルルコの姿が浮かび上がる。
尻澤エリコがみんなに提案する。
「木藤リョウのことは、このまま見逃して、木藤は殺して川に流したってみんなにウソついて、石川ユニが木藤とセッ●スしてないって倉都さんに伝えましょう!そうすれば石川ユニは助かるわ?私はもう、これ以上、自分の手を血で染めるようなことはしたくないのよ?」
理由地エルが尻澤エリコの提案を却下する。
「ダメだ、仮にそのウソが倉都さんにバレたら、僕たち四人はそれこそ、子島ルルコの時みたいに拷問されて、殺されてしまう」
「理由地エルは、石川ユニに練炭こたつのこと、教えてもらうんじゃないの?」
「僕だって人殺しなんてしたくないさ、でも、この革命活動で山のみんなを欺けば、今度は僕たちが、紅軍連合に殺されてしまう、みんなもそれをわかってい
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