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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十七話『復讐の怪魔異星獣』
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ル、切り札を使うほどのことだ。しくじれば、解っているな?」
 クリムゾンエクリプスはリシュナルに対して忠告するように言う。
 「はっ、その覚悟の上です。」
 リシュナルは強気な発言をするが、内心は恐怖心に支配されていたであった。

 それから数日後、弁護士連盟の会長、警視総監、官房長官を始めとした責任ある職務を任された人達による暴行事件が相次ぎ、ワイドショーは事件の関連性について連日取り上げていた。
 「なあ兄貴、この事件、明らかに怪しくないか?」
 「怪しいといえば怪しいが、ネオゴルゴムが関係しているとはまだ断言できない。接待中での出来事だから飲酒が原因の可能性だって十分にありえる。それでも、警戒するにこしたことはなさそうだ。それより、霞のジョーと響子ちゃんには買い出しに付き合ってもらいたいんだけど、いいかな?」
 「別に構わないよ。なあ、響子?」
 「そうね。おいしいコーヒーを飲ませてもらっているんだもの。それくらいいいわ。」
 二人からの了承を得た光太郎は着替え、三人で買い出しに出かけた。
 「それにしても、この間は怪人が軍団になって暴れていたってのに、街はすっかり平和になったなぁ。」
 霞のジョーは荷物を軽々と持ちながら話し出す。しかし、
 「おらっ!邪魔なんだよ!」
 「待て!俺達、親友じゃなかったんかよ!」
 「誰が親友だって?くだらねえな!」
 路上で突然男性二人による取っ組み合いが始まる。
 「二人とも、落ち着くんだ!」
 光太郎の仲裁により片方の男性は落ち着くが、
 「げっ!南光太郎!どうして貴様が!」
 もう片方の男性は光太郎の顔を見て驚き逃げる。
 「待つんだ!」
 光太郎は男性を追いかけ路地裏へ向かうと、そこには倒れている男性とノルゾトルゾの姿があった。
 「お前は、ネオゴルゴム怪人か!」
 「ネオゴルゴム?下らない。俺はクライシス帝国真の最強の怪魔異星獣、ノルゾトルゾ様だ!」
 光太郎の問いかけに対し、ノルゾトルゾは誇らしげに名乗る。
 「怪魔異星獣だと!クライシス帝国はこの手で倒したはずだ!変身!」
 光太郎はRXに変身し、ノルゾトルゾに掴みかかる。
 「訳のわからないことを言うな!マリバロン様の指示により、俺は任務の最中だ!クライシス帝国が滅んでいるはずがない!」
 ノルゾトルゾは三つ又の鞭状の両腕をRXに叩きつけ、RXを振りほどく。
 「明らかに様子がおかしい。どういう事だ?」
 RXが警戒していると、
 「響子、しっかりしろ!如何したんだ!」
 歩道の方から霞のジョーの声が聞こえ、RXが向かうと、響子が圧縮した水圧弾を使い街を襲撃していた。
 「響子ちゃん!しっかりするんだ!」
 RXも必死に呼びかけるが、響子は反応することなく襲撃を続ける。
 「見たか
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