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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十四話『悪魔の囁き』
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「やはり今回のブームの裏にはお前達ネオゴルゴムが関係していたか!」
 バイオライダーがゲル化を解除して現れる。
 「現れたか、南光太郎!」
 リシュナルは大怪人の姿に、PRE-Tのメンバー達はブンチョウ怪人の姿へ戻る。
 「俺は怒りの王!RX、バイオライダー!」
 「行け、ブンチョウ怪人!」
 「畏まりました、リシュナル様!」
 バイオライダーの名乗りを聞いたリシュナルはブンチョウ怪人達を差し向け、舞台は野外へ移る。
 「破壊音波を食らいなさい!」
 文鳥怪人は共鳴振動を利用した破壊音波を放つが、音波攻撃はバイオライダーの身体をすり抜ける。
 「攻撃が通じない!」
 「それなら、催眠音波ならどうかしら!」
 ブンチョウ怪人は自身への戦闘意欲を消し去ろうと催眠音波を放つが、バイオライダーは咄嗟にゲル化して催眠音波による洗脳を防ぐ。
 「嘘っ!これでもダメだなんて!」
 ブンチョウ怪人は辺りを気にすることなく破壊音波を放ち続けるが、バイオライダーに攻撃が当たることはなく、
 「しまった!」
 それどころか破壊音波は矢澤に直撃してしまい、矢澤は肉片一つ残らずに消し飛んでしまう。
 「お前達、なんてことを!」
 リシュナルはブンチョウ怪人を叱責しながら真空波でバイオライダーを攻撃しようとするが、ゲル化したバイオライダーに攻撃は通じず、すぐにバイオライダーはゲル化を解除する。そして、
 「バイオブレード!」
 バイオライダーはエネルギーを凝縮させた剣を出現させ、ブンチョウ怪人達を必殺の袈裟切り、スパークカッターで次々に切り裂き、撃破して蒸発させた。
 「おのれ南光太郎!次こそは必ず貴様の首をもらうぞ!」
 リシュナルブンチョウ怪人達を失い撤退していった。

 翌日、ニュースの一面を飾ったのは矢澤の失踪であり、PRE-Tの件はまるでなかったかのように扱われていた。悪は様々な形で身近な場所に潜んでいる。人々の平和のために、光太郎は今日も戦い続けるのだった。
 続く

 次回予告
 絶世の美貌を持つ少年コスプレイヤー、レナ。そんな彼を狙うクジャク怪人の魔の手がイベント会場に忍び寄る。人々の笑顔を守り抜け、光太郎。『怒りのドレスコード』ぶっちぎるぜ!
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