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子猫達の頑張り
第一章

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                子猫達の頑張り
 オーストラリアのプリスベンの猫の保護団体に四匹の三毛の雌の子猫達が保護されて連れて来られたが。
「これは」
「危ないですね」
 職員のニッキー=ロビンス金髪で口髭を生やした青い目の若い大男の彼も看護師のアヴリル=スミス茶色の髪の毛を短くした緑の目の面長の顔の彼女もだった。その子猫達を見た瞬間に危機的なものを感じた。
「ニャ〜〜〜・・・・・・」
「ナァ・・・・・・」
「ウニャア・・・・・・」
「ミュ〜〜〜・・・・・・」
「四匹共かなり痩せていて」
「あちこち蚤や虱にやられています」
「毛もボロボロで」
 それでと二人で話した。
「危ないですね」
「すぐに治療しよう、それに」
 ロビンスはさらに言った。
「仮里親のベス=タイラーさんにも連絡しよう」
「あの人ですか」
「あの人ならこの子達を助けられる」
 このことを確信しての言葉だった。
「だからね」
「ここはですか」
「すぐに治療して栄養注射も行って」
 四匹の子猫達にというのだ。
「タイラーさんにも連絡して」
「何とか助けますね」
「四匹共」
 こう話してだった。
 二人は四匹の子猫達を獣医に見せて応急処置をしてもらってだった。
 栄養注射を行いミルクも与え献身的に世話をした、そうして何とか一命をとりとめたところでだった。
 タイラーに預けた、すると四匹にだった。
「ルル、ララ、リリ、ジジとです」
「名付けてくれたんですね」
「はい、後はこちらで育てて」 
 黒い神と目の中年女性の彼女はロビンスに話した。
「それで里親さんは」
「落ち着いたらこちらで探します」
「お願いしますね」
「任せて下さい」
 ロビンスは約束した、そして四匹を彼女と彼女の家族に預けてだった。
 里親を探す準備に入った、すると四匹共だった。
 見る見るうちに健康になりかつ元気にもなった、身体は大きくなり体重は増え毛もふさふさとなって寄生虫もいなくなり。
 リース=グリーンという警察官をしている黒髪に青い目の大柄な青年の家に四匹揃って迎えられた、すると。
「ルルはシリ、ララはマリ、リリはサリ、ジジはモリと名付けて」
「そうしてですか」
「首輪にそう書いておいて」
 家に来たロビンスにだ、グリーンは笑顔で話した。
「今じゃお家の中を走り回って元気にご飯を食べてよく寝て」
「暮らしていますか」
「この通りです」
 見ればだった。
「ニャ〜〜」
「ナァ〜〜」
「ウニャ〜〜」
「ウニャ〜〜ン」
「ニャウン」
「先住猫のピーチともです」
「あのクリーム色の毛の雌の子ですね」
 ロビンスは四匹に親の様に接している彼女も見つつグリーンに応えた。
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