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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十一話『恐怖の大怪人』
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握してみせる!』
 エピメルはカメラに向かって宣言すると、強靭な尾を振るいカメラを破壊する。
 「こいつらが兄貴の言っていた神官達か!?」
 「ああ。まさか大怪人の姿になって現れるとは。行こう。」
 光太郎達はすぐさまキャピトラを出て現場へ向かった。

 「さあ怯えろ!そして仮面ライダーを呼ぶのだ!」
 光太郎達が現場へ着くと、翼から真空波を放ちビルを薙ぎ倒すリシュナル、火炎放射で大地を焼き放つエピメル、右腕の鎗で人々を切り裂くソフィルがいた。
 「そこまでだ!」
 光太郎の声を聞き大怪人達は振り向く。
 「来たか、南光太郎。どうだ、大怪人へと至った我らの力は。」
 ソフィルは待っていたと言わんばかりにいう。
 「どうして罪のない人々を襲うんだ!」
 「くだらんな。ネオゴルゴムにとって人類は邪魔な種族。滅ぼそうとして何が悪い。」
 光太郎の質問にエピメルは呆れるように言い、その答えを聞き光太郎は拳を握りしめる。
 「無意味なやり取りは終わりにしましょう。行きなさい、クモ怪人!コウモリ怪人!」
 リシュナルは複数のクモ怪人とコウモリ怪人をけしかける。
 「変…身!」
 光太郎の変身の掛け声とともに体組織を変化させる変身ベルト、サンライザーが出現し、キングストーンと太陽、2つのハイブリットエネルギーが全身を駆け巡り、南光太郎は、仮面ライダーBLACK RXへと変身するのだ。
 「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!RX!」
 RXが高らかに名乗ると、クモ怪人達は一斉にRXに向かっていく。
 「兄貴、こいつらは俺達に任せろ!」
 「光太郎さんは大怪人のところへ向かって!」
 そのクモ怪人達は霞のジョーと響子が引き受け、RXはソフィル達の方へ走ってゆく。
 「小賢しい人間たちだ!やれ、コウモリ怪人!クモ怪人を援護しろ!」
 エピメルの指示を受け、コウモリ怪人達も霞のジョー達の方へ向かってゆく。
 「そこ!」
 響子はアーチェリーの腕前を駆使してコウモリ怪人の翼を撃ち抜き、墜落させる。
 「これでどうだ!」
 霞のジョーも釵を使ってクモ怪人を切り裂き、倒してゆく。
 「おのれ、人間如きの分際で!」
 リシュナルは苛立つ。
 「人間はお前達が思っているほど弱くはない!」
 そんなリシュナルにRXは掴みかかり、蹴りを打ち込もうとするが、
 「させん!」
 エピメルの尻尾による強烈な打撃によりRXは怯む。
 「我等大怪人の前に、貴様は今日敗北するのだ!」
 ソフィルは追撃するように右腕を突き出してRXを串刺しにしようとするが、RXは受け身を取りながらそれを除け続ける。
 「大怪人になって、戦闘力が上がっている!」
 RXは大怪人三人を同時にこのまま相手取ることを不利と判断し、ロボライダーへ変身す
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