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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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けていた。

「どう やっぱり 可愛い?」

「うん 天使だよ」と、僕が応えると、彼女は笑顔を向けたまま、何にも言わなかった。

 それからは、トランプをして遊んで夕方になっていた。そろそろ、ななのちゃんが帰る時間になってきて、僕は、用意していたので

「ななのちゃん これ 正月は会えないので お年玉」

「えぇー いいよー そんなのー そんなこと してほしくない!」

「いいから 買いたいものだってあるだろー なんか」

「だって シュウ君にそんなことしてもらうわけには・・・」

「いいから 貰ってくれ なんかに 必要になることがあるかもしれないから いうこと聞いてくれ」

「・・・ありがとう シュウ君・・」と、又、長いまつ毛の奥が濡れてきているようだった。そして、ベッドのほうにいって、ワンピースを脱いで、そのままの恰好でハンガーに掛けてシワを伸ばすようにしていた。

「ななのちゃん 先に服を着ろよー いくらなんでもー」

「なんでー ワンピース ななの大切なものなんだもの」

「だからー パンツのままでー」その時、僕は、初めて彼女の胸が小さく膨らんでいることに気がついていた。

「あっ そうかー ななは べつにシュウ君の前やったら、こんなん平気やー」

「あのなー ななのちゃんは平気でも 一応 女の子なんやから」

「そう そうなんや」と、不満げに服を着ていた。

 そして、帰る時、やっぱり送って行くというのを断っていて、玄関のドァのところで、僕は、初めて彼女の眼に光るものを見た。だけど、彼女は黙ったまま振り返ることもなく飛び出して行ったのだ。

 僕は、気になって、実家に帰る前にテーブルの上に (2日の夜には帰ってくるから、3日 又 お昼ご飯作ってくれ ゲームしよう) とメモを残していたのだ。
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