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リュカ伝の外伝
やっぱり僕は歌が好き 第十三楽章「攻撃魔法の方が優しい場合もある」
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いとなぁ。トナー(インク)も値が張るし、一般流通できるお手頃価格にするのには、まだまだ時間がかかりそうだ」
え! この出来で不満なの??

トナー(インク)に関しては、既存の顔料メーカーを焚き付ければ生産は上がるでしょうし、生産が上がれば価格も下がってくるでしょう。紙質に関しては一朝一夕とはいかないと思います」
そうなの? 流石はリューナ嬢……良く知っているわ。

「どうでしょう? 顔料生産は、サラボナのメーカにも声を掛けて競わせれば“質”“量”共に向上するでしょうし、紙質はアリアハン王に命令なされば、明日にでも献上しに来るのではないですか?」
確かに陛下が声を掛ければ、その両方とも直ぐに動くだろう。

「ダメだね」
「ダメ……ですかぁ?」
ダメなんですか!?

「まず、あのハゲにこれ以上グランバニアの財政面を握られたくない。どんなに金があっても、売り手側がサラボナしか居なければ、値段は釣り上げ放題だ。以前は発展が急務だったから、色々恩もあったし多少儲けさせてやったけど、今後は内需を潤わせなければ直ぐに立ち行かなくなる」
「なるほど……」

「それにアリアハン王には借りを作りたくない! 貸しは存分にあるが、それを返し終えたと勘違いし、デカい態度に出られるのはムカつく。あいつマヌケなんだし!」
「ふふふっ……この世界の神をマヌケードラゴンと呼べるのは社長だけですからね(笑顔)」
た、確かに……それだけ陛下が偉大なのだろうけど、凄い事でもあるわ!

アイリーンSIDE END




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