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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第1話:怪しい勧誘には気をつけて・・・
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りすぎだろ。あと俺不要。」

 「いやいや、ゲオルグくんが来てくれんと,私はだいぶ困るで。」

 「なんで?戦力的には十分でしょ。てか能力リミッターかけないと
  いかんぐらいでしょ?これ以上集めてもしょうがないじゃん」

 「ん〜、ゲオルグくんに来て欲しい理由は戦力もあるんやけど,
  それより大きい理由があんねん」

 「何さ。もったいぶらないで早く話せよ。もう時間ないし」

 もうそろそろ昼休みも終わろうという時間が近づいていた。

 「さっき見せた通り,個々の能力的には申し分ない人間を揃えたつもり
  なんやけど,なのはちゃんもフェイトちゃんも集団戦の指揮って
  まともにとったことないんよ」

 「いや、なのはもフェイトもかなり現場経験積んでるじゃん」

 「うーん,そうなんやけど,なのはちゃんは基本戦技教官やし,
  フェイトちゃんは執務官やから個人行動が多くてな。
  まともに部隊の指揮なんかやったことないんよ。」

 「じゃあ、はやてがその分フォローすりゃいいでしょうが。
  何のためのキャリア研修さ?」

 「それやと、部隊を2つに分けて対応するときの代役がおれへんやろ。
  そやから,その代役が欲しいっちゅうのが1つ目の理由」

 「まだあんのかよ」

 「あとはな、こう知り合いが多い部隊やとどうしても規律とかに対して
  ルーズになるやんか。そこをバシっとやってくれるのを期待してんのよ。
  ゲオルグくんそういう切り替えうまいやんか」

 「それこそはやての役目じゃないのかよ・・・って,はやてじゃ無理だな。
  冗談にしか聞こえないわ」

はやてでは身内成分が強すぎるし,onとoffの切り替えもうまいほうじゃない
からそういう抑えは効かないだろうと思った。

 「そやろ。ちゅうわけでゲオルグくんには是非うちに来て欲しいんやけど。」

  (はやてが俺に来て欲しい理由はわかったし、納得もできるんだけど・・・)

 「悪い。即答はできないわ。俺も部隊長だし、
  いろいろしがらみもあるからさ。」

  俺がそう答えるとはやては少し残念そうに笑っていた。

 「まぁ,そうやろうね。でも1ヶ月くらいの間ではどっちにしろ答えが
  欲しいんやけどな」

 「わかったよ。俺もはやての力にはなりたいと思ってるから、
  なんとか考えてみるわ」

 「ありがとうな。ほんならまたね」

  


 はやてと別れてから職場に戻る道中,俺は自分のデバイスに相談していた。

 [なぁ、レーベン]

 《なんですか?マスター》

 [はやての話,どう思う?]

 《・・・非常に言いにくいのですが》
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