191章 信也の作った『 平和の世界をつくっていこう 』大ヒットする
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州
白ワインを飲んでるし、つまみは モッツァレラ チーズ
たっぷり の おいしい ピツァ だし、最高ですよ! 」
と 高田 翔太は 目を 細めて 微笑む。
「 オレたちは 学生のころから、有名人になっても、
絶対に 顔は 明かさないし、テレビには出ないって、
決めていたんです。
『 自由な 人生のためには、 無名な ごく 普通の 人であることが 大切だよな !』
ってことで、メンバー 全員は 意見が 一致しているんです ! 」
そう言って 笑いながら、純は みんなを 見わたした。
「 クラッシュ ビートの みなさんは、普通に 会社 勤めの お仕事も
していますからね。有名より 無名が 良いという お気持ちは よく わかります!
男性4人の ボーカル グループの、GReeeeN(グリーン)も、
顔を いっさい 公表していないですよね。
彼らの場合は、歯科 医師 と アーティスト を 両立していて、
歯科 医師の 本業に 支障を 出さないようにするため、
というのが、その理由だそうです。やはり 無名なほうが 自由ですよね 」
「 こんな 時代ですからね。顔が 知れてたら、こうして 優雅に
ワインや ピツァ を 楽むことも 不可能ですよ ! 」
そう言って、純は みんなを 見ながら 明るく 笑った。
「 ですよね ! さてさて、
『 平和の世界をつくっていこう 』の大ヒットは、
平和を願う 世界中の みなさんの 心を、
しっかりと 魅了しています。
メロディ も 歌詞も 最高だと 思います ! 」
と 美有は まるで 自分の 自慢のように
満足気に 微笑む。
「 ありがとうございます。美有さんに
ほめられると、とてもうれしいです ! あっははは。
できるだけ 簡単にして 『 平和の世界をつくっていこう 』
の歌詞に ついてお話ししますね 」
熱いピツァを つまみに 白ワインを 楽しむ 川口 信也 が
そう言うと、メモしておいた ノートを 見ながら 話しを 始めた。
「 えーと、1番の 詞の『 おとな になると 欲望のままに
こども の 純真を 捨て 去って いく 』ですけど。
この『 欲望 』は、たとえば、哲学者であり
早稲田大学 名誉 教授 の 竹田 青嗣(たけだ せいじ)さんの、
今年 2022年9月に 発行の『 新・哲学 入門 』の 表紙にある 言葉
『 すべての 基礎は 欲望である 』と 同じような 意味の『 欲望 』のことです。
つまり、ひとことで 言えば、人間の世界を 動かしているものは
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