第五百五話
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第五百五話 話してみて
クラウンのメンバーそれに他の魔女の生徒達もカーミラと話してみた、そのうえで亜美はクラウンのメンバーと話した。
「何かお話してみたら」
「普通にいい人?」
華奈子が応えた。
「上品で優雅で」
「貴族って感じやね」
「あっちのね」
欧州のというのだ。
「そっちの貴族の人みたいね」
「所謂貴夫人やな」
「そうやね」
「ええ、吸血鬼っていうから」
春奈も言った。
「怖い人かって思ったら」
「ちゃうやん」
「そうよね」
「ああした人がレディーね」
こう言ったのは赤音だった。
「そう言うのね」
「あのね」
華奈子はさらに言った。
「吸血鬼っていっても」
「そう言っても?」
「いや、性格はね」
これはとだ、春奈に応えて話した。
「それぞれってことね」
「そうなるかしら」
「ええ、そういえばね」
華奈子はさらに話した。
「漫画やゲームでも吸血鬼それぞれで」
「あっ、性格違うわね」
美樹は華奈子の指摘に頷いた。
「その作品ごとに」
「作者さんやシナリオ書いた人が変われば」
それでというのだ。
「全く違うわね」
「そうよね」
美樹は華奈子の言葉に頷いた。
「言われてみれば」
「だからカーミラさんもね」
「ああした人で」
「そう、それでね」
「気品があって優雅で」
「余裕のある人なのね」
「そういうことね」
華奈子のその言葉にも頷いた。
「じゃあお付き合いしても」
「問題ないわね」
「そうよね、襲われないわね」
こう言った、クラウンのメンバーはカーミラへの認識を大きく変えようとしていた。
第五百五話 完
2022・9・9
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