暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三十八話 断罪王Σと就活美少女マキネ。職場でえこひいきをするやつは毎朝中身が白飯のみの弁当を作って昼食時に便所で食べろ!
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しているからね」
「そんなウソに騙されると思ってるの?」
「確かに、この世界は君たちに嘘をついている。その証拠に警察はいまだに僕のことを捕まえずに、この社会に野放しにしているのだから」
「だ、騙されないわよ!」
「別にマキネちゃんに信じてもらおうとか思ってないよ。その時が来れば、この国は本気で僕を全人類のために排除しようとするんだからね。そして、僕が僕以外の全ての暴力に勝利した時、この世界は秩序を失い、生き残った人間たちは自然界の動物や虫と同じく、醜い生き物になるのさ」
「もういい、あんたと話してると頭おかしくなる!」
「逃げるのかい?僕から」
「悪い?」
「君が僕から逃げるということは、いずれ全人類が直面する真実から目を背けることと同じだ」
「あんた仕事は何してるの?」
「してないよ何にも」
「じゃあ、どうやって生きてるの?」
「言っただろ、僕は人間を食べているって、お金がいくらあっても人間の肉は買えないからね」
「死ね!」
マキネちゃんが空になったペットボトルを僕に向かって投げてくる。
僕の頭部にペットボトルが当たる。
嬉しいような悲しいような言葉にできない感情が僕の全身を駆け巡る。
あ〜マキネちゃ〜ん!
明日もこの公園に来よう。
次の日。
「やぁ、また会ったね」
公園のベンチでマキネちゃんがおにぎりを食べていた。
「話しかけないで」
「また、面接に落ちたのかい?」
「話かけないでって言ってるでしょう!」
マキネちゃんがおにぎりを僕の顔に向かって投げてくる。
おにぎりが僕の顔に当たる。
マキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃんマキネちゃん。
僕はマキネちゃんを食べてしまいたい感情をあえて自分の理性で抑える。
いつでも食べられるマキネちゃんをあえて食べないというストレスが僕の全身に言葉にできない刺激と興奮を与えるのだ。
「ごめん、ちょっとやりすぎたわね」
マキネちゃんは僕に謝るとバックからラップに包まれたおにぎりを取り出した。
「そのおにぎり、お母さんが作ってくれたんでしょ?」
「うん、おいしいけど、就活がんばれって言われてるようで、なんか逆にプレッシャーなのよね」
「そうだね、頑張れって人に言うのは簡単だけど、言われたほうは結構、しんどいんだよね」
「この公園はね、昔、よく親友と遊ぶときに待ち合わせに使ってた場所だったの」
「その親友って、まさか」
「そう、昨日、ここで口喧嘩してた人、アカリって言うの。なんか嫌よね、小さいころは友情だけで成り立ってた信頼関係も、大きくなるにつれて、学歴だ、就活だって、自分を他人と比べるようになって、それがいつの間にか、生きることの全てになって、気
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ