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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第4章 姉妹編
第15話 来訪
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なくて…お前だけ幼かったってことか…」
「…はは、さすがはラクサス、よくわかったな…。お前こそ真の名探偵だ」
ラクサスとアレンは、酷く疲れ切った様子であった。
「あらあら、私達は、3人とも幼かった、なんて一度も言っておりませんわ♪」
「ラクサス様?の言う通り、幼かったのはアレン様だけで、当時から私達の容姿は今とさほど変わりません」
ヒノエとミノトがラクサスの推理を肯定するように言葉を放つ。
「ちょ、ちょっとまて、じゃあ何か?アレンは幼いころ、この姉ちゃん、今とあまり容姿が変わらない姉ちゃんたちと一緒に…風呂入ったり寝たりしてたってことか?」
ワカバが困惑したように言葉を発する。
「ワカバ…みなまで…いうんじゃねえよ…」
アレンは今にも泣きだしそうに言葉を発する。その言葉の意味を理解した女性…アレンに恋心を抱いている女性が、砂と化して消えかかっていた。
「ふふ、私達2人は、アレンさんが赤ん坊の頃から知っておりますわ♪」
「ミルクをあげたことも、オシメを変えたこともありましたね、姉さま」
ヒノエとミノトが畳みかける。もうやめてあげて欲しい。過去をひけらかされたアレンと、特定の女性を見て欲しい。まるで、世界が終わったように、真っ白に燃え尽きている。
「は、はい。質問です!」
そんな中で、ルーシィが手をあげて、ヒノエとミノトに声を掛けた。
「はい、なんでしょうか?♪」
「あ、あのお二方の寿命が400年で、今は120歳ということだったんですけど、その、成長とか老化とかはどういう仕組み…というか進み方なんですか?どうしても120年生きていらっしゃるとは思えない見た目なので…」
「いい質問ですね。ミノト、説明して差し上げて♪」
「はい、姉さま。私たちは人間の5倍の寿命とお話ししましたが、それに反比例する形で、身体及び精神の成長と老化は、人間の5分の1の速度で進行していきます。つまり、私たちの身体と精神の年齢は、人間の年齢で考えると、120割る5で、24歳ということになります。ですから、私たちは120年生きておりますが、身体もそして精神年齢も人間の方でいうところの24歳ということになります」
ミノトが淡々と説明をする。
「つまり…」
ミノトがマカロフの方を見て、手を向ける。
「私たちの方が、長く生きてはおりますが、竜人族は成長が遅いため、精神的な年齢も同様に、あちらにお座りになっておられるご老人の方が上、ということになります」
…驚きすぎると、人間は言葉を失うというが、本当の本当に驚きすぎると、意識を失いかけるのだな、としみじみ思う、フェアリーテイルのメンバーなのであった。

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