第二部 1978年
ミンスクへ
下命 その3
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来てくれるか」
彼は、ハンドルを握りながら答える
「どうか、なされましたか。少佐」
「ソ連が動いた。
奴等の事さ、保安省にも手を入れて来るであろう」
彼は、静かにハンドルを切る
大通りを抜けて、本部への道へ車を進める
「自分の力の限り、お供させて頂きます」
車外を見ていた少佐は、正面に顔を向ける
彼の方に向かっていった
「行ける所まで行こうと思う。
君も私と来ると言う事ならば、それなりの覚悟はしてほしい」
そう言うと、彼に向かって不敵な笑みを浮かべ、天を仰いだ
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