第一章
[2]次話
炎の中から
アメリカフロリダ州オーランドでのことだ。
ある動物の保護施設で火災が発生した、それで消防署長は署員達に叫んだ。
「すぐに現場に行ってくれ!」
「わかりました!」
「すぐに現場に向かいます!」
「そうします!」
署員達はすぐに応えた、そしてだった。
彼等は現場に急行した、その中にはブレッド=マネリもいた。面長で逞しい長身を持ちブルーグレーの目と短く刈ったくすんだ金髪の青年だ。
彼は同僚達と共に現場に着いた、そしてすぐに火災を鎮火させにかかったが。
施設のスタッフの人が彼に言ってきた。
「実はまだ逃げ遅れた子達がいるんです」
「生きもの達がですか」
「はい、猫が三匹」
「場所は何処ですか?」
「それは」
スタッフのひとはマネリに場所を話した、すると。
彼はすぐに同僚達の何人かと一緒にその場所に急行した、そこには。
「ニャ〜〜〜・・・・・・」
「ニャア・・・・・・」
「ナア・・・・・・」
三匹の猫達がいた、チャトラと白猫そして黒猫達だった。
「火傷をしている猫もいるな」
「二匹な、酷いな」
「すぐに抱え上げよう」
「そしてここから出よう」
マネリは同僚達と話してだった。
すぐに猫達を保護した、そして救助すると。
猫達はすぐに獣医に診せられた、三匹共雌であり白猫は妊娠していた。幸い火傷をしていても命は助かり。
三匹共復興したボランティア施設に戻ることになった、そして。
白猫が生んだ子猫達もだった。
「そうなの、施設でなのね」
「育てられてね」
マネリは自宅で母のベスに話した、赤髪を短くしていてブルーグレーの目で丸眼鏡をかけた初老の女性である。
「母子で里親も見付かったよ」
「それは何よりね」
「あと黒猫もね」
こちらの猫もというのだ。
「そうなったよ」
「里親が見付かったのね」
「そうなんだ」
「それは何よりね」
「そしてチャトラの娘は」
最後の一匹はというと。
「ニャア」
「ワンワン」
その猫が雄のボクサー犬と共に一緒にマネリのところに来た、リビングで母と話している彼の足に一緒に顔を摺り寄せてきた。
「こうしてだよ」
「うちの子になったわね」
「チャーリーと共にね」
ボクサー犬を見つつ母に応えた。
「母さんも生きものを保護するボランティアそしていてよかったよ」
「そのお陰でね」
「こうしてチャーリーも救われて」
「その娘、ミアもね」
猫も見て話した。
「そうなったよ」
「そうよね」
「それが何よりだよ」
「じゃあ二匹共ね」
「これからは家族だよ」
母に笑顔で話した、そして。
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